「その自転車運転 ご注意」。朝日新聞10月30日の記事の見出しである。「改正道路交通法が11月1日に施行され、自転車の危険な行為が厳罰化される。酒気帯び運転が罰則付きの違反となり、スマートフォンを使いながらの運転する『ながら運転』の罰則は強化される」と本文が続く。
スマホを操作しながらの自転車による事故が各地で起きている、酒気帯び運転が原因で死者が出た自転車の事故は過去5年で102件もある、と記事は伝えている。自転車といえども危険な運転をすると重大な事故につながる。
スマートフォンを操作しながらの運転は道交法の禁止事項になっていなかった。飲酒運転については、これまで正常に運転のできない「酒酔い運転」のみが罰則の対象で、酒気帯び運転には罰則がなかった。それらが厳罰に処せられる。罰則のあるなしや軽重は問わず、危ないことはしないというマナーと防衛本能の問題だと思うが、それだけでは徹底しない。
年齢とともに用心深くなって、危ないことは避けようと思うようになったが、若い頃は無鉄砲なこともやっていた。自分が今も若いままなら、自転車に乗りながらスマホを操作することくらいは平気でやるだろう。罰則よりも、先ずは分別をつけることだ。
自動車の飲酒運転は厳罰があるが、自転車なら大丈夫。飲み会があるので自動車ではなく自転車で出かけるという安易な発想もあるだろう。言い方は悪いが、自分が事故を起こすだけなら自業自得だ。それですめばいいが、人様を巻き込むようだと申し開きできない。
機能満載のスマートフォンなら、歩いたり自転車に乗ったりするときは、自動的に電源が入らないようにできないものか。酒気帯び防止装置も自動車にはあるらしい。とはいえ、罰則の強化や防止装置に頼らなければならないのはさみしい。自転車というこの上もなく便利で楽しい乗り物が、罰則などとは無縁であればいいと願う。
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きのうまでは これで善いと思っていた |
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きょうからは こうしなさいと言われた |
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あすからは どうしたら いいのだろう |
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ほんとうに善いことは ずっと前から善いことだった |
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ほんとうに善いことは これから先もずっと善いことだ |
11月から自転車の危険行為の厳罰化がスタートしましたか。酒気帯び運転、スマホ等のながら運転やいろいろな事例が適用されるでしょうね。実際、私のまわりでも事故が起こってもおかしくない運転が目につきます。
返信削除道路を横いっぱいに広がりぺちゃくちゃしゃべりながら自転車に乗って、近づいてくる自動車にもお構いなし。注意をすると逆ぎれをしてくるような学生もいるようです。
買い物帰りのおばちゃんが、私のクロス自転車を追い越していき信号が黄色でも平気で突っ走る。何でだ、と思ってよく見たら電動アシスト自転車。ヘルメットは着用していない。年配だから反射神経もよくないし瞬時の判断も遅れる。ヘルメットは努力義務なので、強制力はありません。しかし現実問題として、もう少し強化をして欲しいですね。自分だけではなく、まわりに迷惑をかけることだけは避けたいですね。
もう15年以上前になりますが、知り合いの息子が中学生のとき朝練習に自転車で出かけて行く途中、信号のない交差点で横から出てきたおばさんと衝突。打ちどころが悪くおばさんは入院生活を強いられる。なかなか完治しない怪我で、おまけに運悪く自転車保険が切れていた。示談交渉もなかなか成立せず、最終的にかなりの賠償金を払ったようです。
話がそれてしまいましたが、自分の身は自分で守る。それがまず第一。あとは行政サイドが、しっかりとしたルールなり罰則をつくっていほしいですね。自転車に乗る本来の楽しさが半減しますが、安全・安心には代えがたいことでしょうかね。 べーえんべー
ながら運転の罰則が強化されたことや、そもそも、何が危険なのかということをきちんと周知しないといけないのでしょうね。
返信削除自動車の運転に関する交通法規や注意事項は、運転免許証の更新時に義務付けられている講習で伝えることができますが、自転車は広く徹底して伝えることに難しさがあると思います。
3日ほど前に、スマホを片手に自転車で向こうからやってくる高校生に出会いました。「今月から罰金!」とすれちがいざまに声をかけたら「すみません」と謝って、スマホから目を離していました。私に誤ってもらうことはないけれど、今後ながら運転をしないで欲しいものです。
べーえんべーさんのいわれるように、電動アシストバイクの危険性を知ることや、自転車保険に加入することについても、啓発発動がまだまだ不足しているように思います。