『自転車組立、検査及び整備マニュアル』という、自転車技士試験を受験するための冊子がある。一般財団法人日本車両検査協会が発行している。自転車技士にはどんな技能が求められるのか知りたくて取り寄せてみた。
この冊子によると、スポーティ車、シティ車、実用車や子供車は一般用自転車に分類されている。スポーティ車とは、マウンテンバイクとロードレーサーを組み合わせたクロスバイクのような自転車をいう。マウンテンバイクやロードレーサーはスポーツ専用自転車に分類される。
スポーティ車やスポーツ専用自転車に乗るということはスポーツをするということになる。あるいは、スポーツをしたいのであれば、スポーティ車やスポーツ専用自転車に乗ればいいということになる。自転車の分類にこだわらなくても、乗り方によっては、実用車でもスポーツ用に使えるような気がする。
用具を使うスポーツを本格的にやったことがないのでよく判らないが、テニスや卓球のラケットは手や腕の延長である。選手は自分の使い勝手のいいように手を加え、日ごろの手入れも入念にすることだろう。
自転車競技ともなれば、これは手や足の延長というよりも、選手の身体に自転車までが含まれているようなもので、想像を絶するような自転車の改良や整備がされているはずだ。スポーツの種目によらず、良い戦績を残す選手は、自分の使う用具の手入れや調整もきっとうまくやれるだろう。
趣味の域を出ないとはいえ、スポーティ車やスポーツ専用自転車に乗ってスポーツに親しむ。身体を鍛えるところまではいかなくても、せめて体力を維持する。そういうことであれば、スポーツ用具としての自転車の手入れは怠れない。整備や手入れのために『自転車組立、…マニュアル』を手に入れたのも無駄ではなさそうだ。
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脇見ばかりしているうちに 気がつけば年老いている |
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思い出がここにもあって ここでも思い出を拾った |