スポーツ自転車の走り方を誰かに教えてもらったわけではない。経験のあるサイクリストが近くにいて、手ほどきを受けていれば、走り方や走りの質が違っていたことも考えられる。
学生時代にサイクリングのサークルなどに参加していた人なら、走り方の基礎をよく知っているだろう。自転車の整備もできるにちがいない。60歳になって、先達もなしに走り始めた自分には基礎・基本がない。自己流もいいところだ。
走り方は本や雑誌から学んだ。本を読むのは苦にならない。かなり読んだ。今なら、YouTubeにも走り方指南の動画が見つかる。
ペダルの踏み方。平坦路の走り方やカーブの曲がり方。坂道の登り方、下り方。乗車姿勢もいろいろ試してみた。自己流でハンドルやサドルの高さ、前後の位置を調整した。整備や修理も自分流で試して、かなりできるようになった。
昨年の暮れ、健康診断の結果で血糖値が高く、糖尿病の範疇だと医者から告げられた。運動をしているかと尋ねられ、自転車に乗っていることを話した。運動量は十分すぎるほどだと言われた。
自転車で走る距離と時間は確かに十分だろう。だが、走り方の質はどうか。脂肪が分解するような適度の運動になっているか。
サイクルメーターが速度や走行距離をかなり正確に表示してくれる。それを頼りに、1日に、ひと月に、1年間に、どれだけの距離を走ったか。そればかりを気にしていた。メーターにはいつも走行距離を表示させていた。
今年になって、サイクルメーターの表示を走行時間に切り替えた。1分間にペダルを回す回数(ケイデンス)を確かめる。負荷と時間を測る。走る距離より走りの質を考える。血糖値が下がることも期待したい。
難行苦行にならないように、無理のないところで走り方を見なおす。これも自己流、誰かに教えてもらうわけではない。効果のほどは判らない。走りの質というとかっこいいが、見方を変えれば何かが変わる、かもしれない、という程度である。
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川を 左岸から見るか 右岸から見るか |
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川を 上流へと辿るか 下流へと奔るか |
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どちらかを選ぶことは どちらかを捨てること 見方を変えることは 世界を変えること |
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| 道はその先で閉じていたり |
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| 道はその先へ開いていたりする |

















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