1台、気になる自転車がある。今後の自転車の乗り方にもかかわるので、この自転車についてあれこれと思案している。
ラレーというブランドの自転車を造っている新家工業が自転車の製造をやめてしまった。ラレーの自転車は今後手に入らなくなる。中古車を探せば別だが、新車は買えない。
ラレー・ CLR CLUB RACEという自転車がネットの通販サイトで売られている。在庫処分ということもあってかなり安い。この自転車を買うかどうか、これが思案の中身だ。
買う理由を探してみる。何といっても16万円ほどの自転車が半額で手に入るのは魅力だ。ラレーのロードバイクを1台持ってはいるが、部品の構成やフレームの材質が違う。性能や乗り心地も違うはずだ。
今後は手に入れることができないとなれば、手元に置いておきたくもなる。今ある4台の自転車は、どれも10年前後は使っている。部品交換や手入れはしていても老朽化は避けられない。買い替えてもおかしくはない。
買う理由はある。納得もできる。では買うことに決めようとすると迷いが生じる。もう少しで後期高齢者の仲間入り。今になって、新しい自転車を増やしてどうするか。今ある4台の自転車に乗るだけでも時間は限られている。愛車のメンテナンスに費用を回して、大事に長く乗れば十分ではないか。
いずれ、自転車に乗れなくなっても、愛車の手入れをして、眺めているだけで楽しいはずだ。気になる自転車があれば、もう1台くらい増やしてもいいだろう、と思いはが繰り返す。
では、自転車に乗れなくなっても、自転車への愛着を持ち続けられるのか。乗れなくなった自転車にも魅力を感じるつづけるだろうか。思案は右往左往する。
迷っているうちに、いっそ安売り中の在庫が底をつけば、諦めもつく。諦めはつくが、気持ちの整理がつかないかもしれない。
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乱雑に積まれたり 並べられたりする 日々の思案 |
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幾条にもなって 積もっては消え 消えては積もる 日々の迷い |
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走り出すことで 思案の渦を抜け 迷いの糸を切る |
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隧道のむこうへ 光る道がつづく |

























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