’26.3.12 春を待つ日々

2026年3月14日土曜日

こんな自転車いりますか

  実用自転車には3段階にギアを換える変速機が多く使われている。走り始めてスピードに乗せる、坂道にさしかかる、そんなときにギアを選んで変速をする。

近頃、乗る人の走り方の特徴をコンピュータが学習して、自動でギアを選んでくれるという自動変速装置が出来たらしい。こんなものまでいるのだろうか。

 電動アシスト自転車(E-bike )は確かに実用的だ。自転車の中に力持ちの小人が何人も潜んでいて、漕ぎ始めや坂道、向かい風のときは助けてくれる。そんなイメージだ。

 ならば、自動変速機は見えない小人がせっせとギアを入れ替えてくれるのか。実際に乗ったことがないのでイメージが湧かない。ちょっとお節介が過ぎる仕掛けのようにも思う。

 走るコースや風向きによって、適切なギアを選んで走る、それもスポーツ自転車ならではの楽しみ。それを奪われかねない。

 本当にそんなものまでいるのかと思っていても、いずれはそれが主流になることもある。自動車の自動変速装置は、今ではそれが当たり前。マニュアル車は運転できないという人もいるくらいだ。

 1985年ころにオートマ車がマニュアル車の販売台数を超えた。今では販売される車の99%がオートマ車になっている。

 シマノの広報によれば、スポーツ自転車には乗りたいが、変速が苦手という人にも気軽に乗ってもらえるように、景色を楽しみのんびり走れるように、自動変速機を開発したとのことである。

 自転車は手軽で安価、作りがシンプルでメンテナンスも簡単というのが売りでもあり買いでもある。電動アシストに自動変速、いずれは倒れない自転車まで作られるようになるのか。自転車が自転車ではなくなってしまうのが心配だ。

 便利になるのはいい。楽になるのもいい。スポーツ自転車を楽しむ人が増えるのもいい。いいことだけれど、自転車が高嶺の花になるのは困る。自転車はお気軽なシンプルさが大事。


銀輪というだけで
何のことだか判る


ペダルを踏むというだけで
何に乗るのか判ってしまう

シンプルですき間だらけなのに
私の日々を比喩で満たしている

地球と同期して自転し
太陽の周りを経めぐる
これこそ命名の由来か

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