'25.10.3 一本の柿の木

2023年11月11日土曜日

雲り空

  ぬけるような青空の下で自転車を楽しむ日がつづいた。天気予報に少しでも雨マークがついている日は自転車に乗らないようにしている。気持ちのよい晴天のつづいた後は、雨はいうに及ばず、曇り空でも物足りない。心が映えない。

 曇り空を邪険にしてしまうが、インターネット上では雲が大きな役割を果たしている。自転車で出かけた先で撮影した写真は、自分のコンピュータに保存しなくても、クラウド(雲)に預けておく。

 必要なときには、その雲(クラウド)から写真を引き出して、このブログに貼り付ける。必要があれば加工やプリントもできる。自転車仲間と共有するアルバムを作れば、仲間であれば誰でもクラウドの中にあるアルバムに写真を貼り付けられるし、見たいときにスマートフォンやコンピュータでそのアルバムを見ることができる。

 ご近所の人や友人から、スマートフォンやコンピュータの設定や使い方を尋ねられることがある。自分もそれほど詳しくはないが、訊かれたら判る範囲でお手伝いをする。そのときに、なかなか理解を得られないのがクラウド(雲)の存在である。まぁ、便利なものだから使って損はないですよ、ということに落ち着く。

 デジタルカメラが売り出されたときには、フィルム無しで写真が残せて、コンピュータにつなげば印刷もできるということに驚いた。デジタル化された映像は、フロッピーディスクなどに保存もできた。今のように大容量の記憶装置がないので、フロッピーディスクには写真数枚しか保存できないという不便さはあった。通信速度の問題もあって、メールで写真を送るには延々と時間がかかった。

 今では、インターネットに接続すれば、かなりの枚数の写真がクラウドに瞬時で送れて保管もできる。同時に何人かでその写真を見ることもできる。何とも便利な雲である。自転車乗りにとって、空を暗くおおう雲はあまりありがたくないが、ネット上の雲の仕掛けはありがたい。

空が曇り
川が曇る

曇り空が
色を奪う

雲が空をおしあげる

雲が空をのばしていく

雲のない空が
今日はさみしい













2 件のコメント:

  1.  雨や曇り空を見ると、どうしても気分が憂鬱になります。
    これはどうも人間の遺伝子に刷り込まれた本能のようです。人類の祖先は、晴れた日に狩りや採集をして食料を確保し、雨や曇りの日は休息をとっていた。だから晴れた日は活動的で前向きになれるが、雨や曇りの日は消極的で後ろ向きになる傾向があると聞いたことがあります。

     それが本当なのかどうかわかりませんが、私の気分転換法は、好きな音楽を音量あげてガンガン流す、アクション映画を大画面で観る、時間に余裕があればチューハイを呑んでボーッとするなどです。
     
     さてクラウドの構造がよくわかりませんが、パソコンに保存する量がふえると動きが鈍くなり、とても不便になります。その点、クラウドは空間(雲)に写真などを一時預かりできるわけですね。
    さきのAIといい、進化を続ける世の中に高齢者である私はなかなか追いついていけません。

     MARIOさんは新しいものへの好奇心や探究心が人一倍ありますから、時代に遅れることはないでしょう。自転車のパーツごとの仕組みや、なぜそうなっているのかをしっかり理解されているので、説明文もわかりやすく説得力があります。
     やはり、日々是自転車、いや日々是勉強ですね。

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  2.  天気のいい日にはじっとしていられなくて、つい外へ出て何かしたくなるとか、身体を動かしたくなるというのは、遺伝子に組み込まれた性向なのですね。自転車に乗っていても、天気のいい日は気分がいっそう軽やかになります。

     べーえんべーさんの気分転換の方法は、私にもよく似たところがあります。私の場合は、仕事からすっかりはなれていて、特に気分転換をする必要はないので、ただただ、好きなことをやっていて、それがべーえんべーさんの気分転換のネタに似ているということかもしれません。

     自転車も仕事をしている人にはいい気分転換になると思います。私の場合は、毎日のように自転車に乗っているわけですから、むしろ自転車に乗ることから気分を変える何かを見つけることが必要なのかもしれないです。

     自転車のことを知りたいと思って調べていると、他の機械や装置のことも知りたくなります。時代に乗り遅れないために新しいものに関心をもつというよりも、新しいものや変わったものを面白がることで、今様が判ってくるということでしょうか。

     

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