『少女は自転車に乗って』(原題:『ワジダ』)という映画を観た。2012年、サウジアラビアで初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが撮った作品である。
映画はストーリや主題の描かれ方を楽しむ観方もあるが、映画に使われる音楽を聴き、舞台になった場所やそこに住む人たちの生活に触れるという面白さもある。映画の中を旅しているような気分になる。楽しみばかりではない。映画に描かれる苦悩をともに背負い、事件や問題に悩むこともある。
『少女は自転車に乗って』が製作された2012年当時、サウジアラビアには映画館がなかった。1979年に、西洋的な価値を助長するという理由で映画館は閉鎖。その後2018年になって映画館は営業を再開した。そんな時代に、しかも女性の監督が映画を撮ることは大きな衝撃だった。
この国では2018年まで女性が自動車を運転することが禁じられていた。自動車だけではない。女性は自転車に乗ることも許されない。男の子たちと同じように自転車に乗りたい主人公、10歳の少女ワジダが越えなければならない壁は高い。イスラム教の戒律、学校の教育方針、家族の関係や町の人たちの目。女の子が自転車に乗るというだけでなんと難儀なことか。
映画では壁の現実をストーリーに落とし込み、押し付けがましくない描き方をしている。ワジダが乗りたい自転車は高価だが、ごくありふれた子ども用の自転車だ。
その自転車が因習を打ち破り、女性を解放する象徴として描かれる。その自転車の色は緑、緑色はサウジアラビアの国旗の色、生命と希望の色だ。ワジダが自転車に乗ることで、多くの人を勇気づけ解放しようとしている。
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スクリーンには 光があり陰りがあり |
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言葉があり音楽があり 雑音も騒音もまじる |
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そこにはないにおいをかぎわけ 想いをうけとめる |
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| 臨場こそは自転車の得意技だ |




サウジアラビアという国は、自分にとって縁のない世界。中学校の社会で学習し、石油産出国として有名、大きな砂漠があるくらいの知識しかありません。アラビア半島なので、『アラジンと魔法のランプ』が浮かんでくるぐらいです。
返信削除MARIOさんのブログのおかげでいろいろ勉強させてもらい、老化防止に役立たせてもらっています。
サウジアラビアはイスラム教だと思いますが、女性への人権や生活での制限など、まだまだ改善していない部分が多いようですね。最近まで自動車免許も取れないし、自転車にも乗れない、音楽観賞やスポーツ観戦もできないとは、日本では暴動が起きそうです。(笑)
さて、来週24日は井上尚弥世界戦がサウジアラビアで行われます。MARIOさんもボクシングに興味がおありかと思います。セミファイナルでは地元の中谷潤人選手が登場するので、一層力が入ると思います。
ちょうど1年前の12月24日、クリスマスライドと称して走って丸1年。来年こそ、サドルの上から自然を楽しみたいと思っています。
井上尚弥、中谷潤人の試合はリヤドシーズンで12月27日でしたね。今から楽しみにしています。べーえんべーさんのおっしゃる通り、中谷潤人選手は我が町、東員町の出身で、デビューの頃から注目しています。今回も快勝してくれると思います。
削除リヤドシーズンのこれまでのボクシングの試合を見ていると、会場には民族衣装の男性ばかりが目立ちます。日本とは事情が随分違うようです。『少女は自転車に乗って』の世界に通じるところがあるようです。
ところで、私たちの走行会でも、12月にクリスマスライドをやっていましたが、ここ2年ほどはメンバーの都合が合わず走れていません。
気の早い話ですが、来年は再開したいと思っています。まずは年明け早々に新春ライドもやりたいところです。べーえんべーさんも来年こそは自転車が再開できますようにお祈りします。