’26.4.4 一期は夢よ

2026年4月25日土曜日

身の程を知る

  「身の程を知れ」。自分の力を知り、高望みはするな。そういわれると、夢や可能性を摘み取られるような気がする。同じ言葉でも、分をわきまえ自分の立場を知れ、という意味にとれば、謙虚に自分を見直し、自分の力を発揮したいと思う。 

 この4月から自転車の歩道走行禁止が強調されるようになった。もともと自転車は車道の左端を走ることになっている。法令どおりに自転車で車道を走ると「身の程を知れ」といわれているような気がする。 

 自転車を保護して走ってくれる自動車が増えたが、相変わらず自転車は邪魔者扱いされることがある。追い払うようにクラクションを鳴らされる。接触しそうな狭い場所で追い抜かれる。未だに自転車は歩道を走れ、くらいの認識しかないのだろうか。 

 車道の左端を走れといわれるが、では、車道の左端と歩道、路側帯、更には路肩。この区別がはっきりしない。自転車は路側帯の内側を走るのか外側か。では、内側とは道路のどちら側か。道路を設計者や管理者からも、自転車は「身の程を知れ」と言われているようだ。

 まれに車道の左端に自転車用走行レーンが引かれている。ご親切、と思っていると、交差点に入ると突然消える。路側帯が確保されているので、そこを走っていると道幅が狭くなった途端に路側帯が消える。「身の程を知れ」といわれる前に、自転車の存在そのものが無視されているようだ。

 自転車に乗る者は確かに「身の程を知る」べきだろう。公道を走るためのルールを守る。自分を守るためにヘルメットをかぶる。整備や点検もする。謙虚に身の程を知り、自転車の存在をアピールする。それが公道での冷遇をなくすことにつながると思いたい。


馬車で荷を運べば
身の程は軽車輛だ

馬が橇を引けば
それも軽車輛だ

それならば裸馬に乗って
公道を走ればどうだろう
もちろんそれも軽車輛だ

身の程を知ってみれば
できないこともあるが
できることも多くなる



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