冬をむかえる

冬をむかえる
'25.1.22 山を見て走る

2020年9月5日土曜日

故障を除く

 コロナウィルスと熱中症が怖いので、仲間と一緒に走るのをしばらく控えていた。おまけに膝の故障もある。朝夕の涼しいうちに、自分の膝と相談しながら、短い距離を走るだけにしていた。自粛、自重である。

 先週、久しぶりに仲間4人で走る約束をした。満を持して走行会に備えたが、朝から生憎の雨模様。そこで、自転車を車に載せて集合することにした。天候を見て、あわよくば少しでも走ろうという魂胆である。雨雲レーダーで走れるエリアを探すがどうも芳しくない。走るのは諦めて、仲間4人で自転車愛好家のマスターの店「ジャスミン」へコーヒーを飲みに行く。ジャスミンのマスターのことは、以前にこのブログで紹介した。コーヒーを飲みながら考えた。仲間の一人のガレージを借りて、メンテナンスの会を開催することに計画変更。

 メンバー全員、自分の自転車に調整や修理をしたい箇所があるので、ちょうど良い機会である。高価な電動変速機がうまく作動しない。最近買ったばかりのクロスバイクの初期のメンテナンスをしたい。他にも、フレームにバッグがうまく取り付けられないとか、愛用の空気入れのゲージが壊れたなど。故障や支障は除きたい。技術も経験もない素人ばかりとはいえ、これまで自動車やオートバイ、他にも電気回路などをいじり、分野は違えど野菜作りなどもしている仲間が知恵を出し合えば、案外問題は解決できるものである。

 自転車の調子にはいろいろな状態がある。状態が悪くて乗れないのは完全に故障。状態はいいはずなのにうまく動かないのも故障。状態は悪いけれど乗れるのは故障かどうか。状態が良くて快適に乗れるのが本来の姿だろう。

 整備は完璧のはずなのに、うまく動かないのが一番面倒である。バイクショップで調整してもらったのに、変速を渋る電動変速機はその例である。プロでもうまく調整できないのだから、素人にはできなくてもダメ元ということで、マニュアルを頼りに調整を繰り返したら、変速機は見事に動くようになった。状態が悪いのに無理やり使っていた空気入れは、店に行けば間違いなく新品を売りつけられるだろう。空気圧のゲージを分解して、指針をプラ板で作成、交換したらきちんと空気圧を示すようになった。状態が良くて快適に使えるのは気持ちがいい。故障はすべからく取り除くべきである。

 膝の故障にも同じことがいえる。痛くて曲がらなければ歩けない。痛くなくても曲がらなければ、これも歩けない。痛くても曲がれば、歩いたり自転車に乗ったりはできるが、どこか故障している。痛みもなくきちんと曲げ伸ばしができるように、故障を除きたい。リハビリと称して、痛みがあっても自転車に乗っていたのでは、いつまでたっても完治しないかもしれない。自転車も自分の身体も、素人のメンテナンスでは何とも心もとないが、工夫次第では好結果を生むという楽しみもある。 


仲間の家のガレージを借りて自転車の手入れ
各々が自転車を持ち寄る
雨の日の自転車乗りの楽しみ
     
知恵をしぼって自転車の調整や修理、手入れをする
但し、素人の整備にはリスクも伴う?? 

膝の負担軽減策?
トゥクリップを着けてみた

膝の故障を除くのに効果があるか??
効果があると信じれば効果は出る!!?

夏の名残を惜しむ
空にも水面にも季節は移ろう
自転車を停めると、もう秋…、

影が少しずつ長くなる
夕暮れの訪れがいつの間にか早くなる
身体も自転車も故障を除いて、秋に備える…






2 件のコメント:

  1.  身体の故障も自転車の故障もプラスに考えて行動するところに、私とは次元の違うすごさが窺えます。
     電動変速機まで直してしまうとは、いくら元技術科の先生といえどもなかなかできないと思います。
     最後の2枚の写真、絵面がきれいで、コメントとピッタリはまっています。

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    1.  コメントありがとうございます。それほどプラス思考でもないですが、自転車と同じで、止まってしまうとこけるので、少しずつでも前に進んでいることは大事かと…。止まるとこける、超絶技巧がないかぎり後ろには進めない、これは自転車の素晴らしい特質だと思います。もちろん、後ろにでも進めば、それはそれで間違いではないと思いますけど…。
       

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