’26.5.8 一期は夢よ

2026年5月16日土曜日

ピッ!の威力

  いつも走るコースの途中で、ご近所の自転車に乗る人と出会った。コンビニでコーヒーでも飲みましょか、ということになった。

 コーヒーを2杯買って、「ピッで払うので、一緒に払うわ」といって、スマホを取り出し支払いをすませてもらった。コーヒーをごちそうになった。スマートな支払い方だと思った。何年も前のことで、バーコード決済はまだ一般的ではなかった。

 次にその人と出合ったときは、「ピッなので、今回は私が払いますわ」といってみたかったので、バーコード決済の方法を調べた。楽天ペイやPayPayは、スマホのアプリで支払いができる。バーコードやQRコードをレジで読み取ってもらうだけで、あらかじめチャージした金額や銀行の口座から代金が支払われる。ピッと音がすれば支払いは完了。

 現金を持たなくてもいい。釣銭や小銭の管理もいらない。自転車で出かけるときには重宝する。スマホさえ持っていれば事足りる。若い人たちがコンビニやスーパー、レストランのチェーン店などで使うものだと思っていた。それが、自販機や老舗の和菓子屋さんなどでも使えるから驚きだ。

 タッチパネルに触れれば、ピッ。車に乗りこめばピッ、降りてロックをすればピッ、何かをするたびにピッ。「ピッ」以外に適当な音は考えられない。他の音では耳障りだろう。

 「ピッ」という音は簡単な発振器でも作れて、人の耳によく届くらしい。「ピッ」という音を聴けば安心だ。支払いがすんだことを確認する。指示したことが機械に通じたことを納得できる。

 バーコード決済の手続きさえしてあれば、ピッ!の威力は絶大だ。とはいえ、自転車で訪れた神社の賽銭箱にもバーコードの読取り機があって、賽銭の金額を決めてスマホをかざしてピッ。ご利益もピッ。というのでは、あまりにも威力があり過ぎる。


ピッ!が画面を反転させる

ピッ!は時に舞台を暗転させる

指先にある意志が
ピッ!と声をあげる

ピッ!は瞬間に消えそうで
それでいて耳朶に残る

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