いつも走るコースの途中で、ご近所の自転車に乗る人と出会った。コンビニでコーヒーでも飲みましょか、ということになった。
コーヒーを2杯買って、「ピッで払うので、一緒に払うわ」といって、スマホを取り出し支払いをすませてもらった。コーヒーをごちそうになった。スマートな支払い方だと思った。何年も前のことで、バーコード決済はまだ一般的ではなかった。
次にその人と出合ったときは、「ピッなので、今回は私が払いますわ」といってみたかったので、バーコード決済の方法を調べた。楽天ペイやPayPayは、スマホのアプリで支払いができる。バーコードやQRコードをレジで読み取ってもらうだけで、あらかじめチャージした金額や銀行の口座から代金が支払われる。ピッと音がすれば支払いは完了。
現金を持たなくてもいい。釣銭や小銭の管理もいらない。自転車で出かけるときには重宝する。スマホさえ持っていれば事足りる。若い人たちがコンビニやスーパー、レストランのチェーン店などで使うものだと思っていた。それが、自販機や老舗の和菓子屋さんなどでも使えるから驚きだ。
タッチパネルに触れれば、ピッ。車に乗りこめばピッ、降りてロックをすればピッ、何かをするたびにピッ。「ピッ」以外に適当な音は考えられない。他の音では耳障りだろう。
「ピッ」という音は簡単な発振器でも作れて、人の耳によく届くらしい。「ピッ」という音を聴けば安心だ。支払いがすんだことを確認する。指示したことが機械に通じたことを納得できる。
バーコード決済の手続きさえしてあれば、ピッ!の威力は絶大だ。とはいえ、自転車で訪れた神社の賽銭箱にもバーコードの読取り機があって、賽銭の金額を決めてスマホをかざしてピッ。ご利益もピッ。というのでは、あまりにも威力があり過ぎる。
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| ピッ!が画面を反転させる |
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| ピッ!は時に舞台を暗転させる |
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| 指先にある意志が ピッ!と声をあげる |
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ピッ!は瞬間に消えそうで それでいて耳朶に残る |




日常の何気ない現象に疑問を持ち、調べ、実践する。このMARIOさんの一貫した姿勢が、常に新しいものへの挑戦につながっているのだと改めて凄さを実感しています。
返信削除ちょうど昨夜は寝苦しく、今夏初めてエアコンのリモコンに手を伸ばしました。スイッチを入れた瞬間に響く「ピッ」という音。「あ、これがブログにあった、あの『ピッ』か!」と腑に落ちた気がしました。
気になって自分でも調べてみると、安全・防犯から家電製品、くるまにいたるまで、私たちの生活はまさに「ピッ」という電子音に支えられているのですね。
それにしても、神社のおさい銭まで「ピッ」で済ませる時代になるとは驚きです。個人的にはご利益が少し不安になりますし、指先ひとつで金額を間違えたら返金されないのでは……?と邪推してしまいます(笑)。 とはいえこのキャッスレスさい銭、昨年末で東京増上寺をはじめ全国で36社ほどに増えているそうで、これも慣れてしまえば当たり前の景色になるのかもしれませんね。
今回も、日常を見つめ直す楽しいお話をありがとうございました。
昔のテレビのチャンネル切り替えスイッチや電話のダイヤルなどは、独特の音がして手ごたえも十分。今でも操作した感覚を覚えています。
返信削除それに比べてタッチパネルのスイッチは、「ピッ!」という音を聴かなければ反応したのかどうかも判らずに不安です。
古い人間は「ピッ!」で済まされると軽んじられたような気がしますが、その反応さえもなければ、無視されたようでもっと腹立たしいでしょうね。
単なる「ピッ!」ではなくて、いつも丁寧に言葉を尽くして反応を示していただけるべーえんべーさんのコメントにはとても感謝しています。