象を小さくしたり、冷蔵庫を大きくしたりしていると、やるべきことがどんどん増えて、3つだけではおさまらない。答えはいたって単純なものだった。冷蔵庫の扉を開く、象を冷蔵庫に入れる、そして冷蔵庫の扉を閉める。象や冷蔵庫の大きさは問わず、兎に角3つのことをすれば、確かに冷蔵庫に象を入れることはできる。
前回、イギリスへ行く計画を書いたが、それを実行するのもこれと同じことだ。イギリスで自転車に乗るためには、確かにこまごまとした準備や心構えが必要かもしれないが、イギリスへ行く、自転車を手に入れる、そしてそれに乗る。3つのことをすれば、イギリスを自転車で走ることができる。
年齢のせいか、新しいことを始めるのをつい後込みする。日々の決め事を実行するだけでも面倒に思えることがある。そんな時には、象と冷蔵庫の話が励みになる。細かい条件は度外視して、とりあえずやってみようとすることである。
寒い日に自転車に乗るためには、寒くても自転車を外に出す、自転車にまたがる、そして漕ぎ出す。それだけだ。
自転車の故障を直すためには、故障した部品を外す、新しい部品を準備する、そしてその部品を取り付ける。それでよい。
何をするにも、ものごとがそれほど単純に運ばないのはわかっている。肝心なのはやってみようとすることだ。象の体に合わせた巨大な冷蔵庫を作るか、冷蔵庫に入る可愛い象を捜すか、それとも、合成写真でごまかすか。実際にやろうとすれば細かい条件もつきまとうが、その気になれば解決の糸口が見つかるはずだ。
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自分の道を決めるには いろいろな道を訪ねる |
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まだ人が通らない 新しい道を見つける |
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見つけた道を 自分の道にする |
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今いる場所でやすらぎ なりわいを楽しむためには 立ち位置を決める |
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前方を見定める |
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思いきり楽しむ ※写真は開通前の道路で撮影 |
象を冷蔵庫に入れるというびっくりするようなクイズですね。
返信削除あの大きな動物を入れるためにはどんな方法があるだろうと、頭をひねるが出てこない。大きな冷蔵庫を探すか、小さい象を捕まえるか。しかし、現実問題として不可能としかいいようがない。
答えを聞いてみると、いとも簡単。最終目的を達成するための道すじがシンプルに記されている。
冷蔵庫を開ける。象を入れる。冷蔵庫を閉める。 まさに目がテンでした。
象を入れるためにしなければならないこと、という問いかけがヒントなのですかね。
私は家庭菜園を始めて7年ほどですが、毎日が試行錯誤の連続で満足のいく野菜はなかなかつくれません。
現在、夏野菜の種まき・植え付けの真っ最中。ナスの一番花が咲き始め、今年は3本仕立てに挑戦する予定です。主枝と側枝2本を延ばして、そこにナスを実らせます。1つの株に50個のナスができたら合格だと言われますが、私は100個を目標にしています。
3本の枝を無駄なくそれぞれが役割分担をしながら秋までなり続けたら、クリアーできそうです。まあ、そんなことを考えていると、肥料がどうだ、間引きがどうだ、病虫害がどうだと、各論に入り込んでいきます。
目標を定めて、苗を植える、収穫する、食べるというシンプルな流れで達成できたら、こんなありがたいことはありません。が・・・私の課題は多そうです。
MARIOさんのイギリス自転車旅は、いつか実現すると思います。
象の話のように、発想の転換。視線をかえて物事をみるのは大切ですね。
何かをやろうとすると、入り口と出口、出発点とゴールの設定は簡単に出来ても、その過程にはいろいろな問題が派生します。
返信削除べーえんべーさんのナスの栽培には、「苗を植える」、「収穫をする」の間に、「日々の世話をする」というステップが必要に思えるのですがいかがですか。施肥や病虫害の駆除など並大抵ではないですね。
今年はキャベツが異常な高値だとか、新タマをご近所からいただいたのでレシピを工夫しないといけないとか、消費するだけの私は勝手なことを言っていますが、野菜作りのご苦労にも思いをはせ、感謝しないといけません。
自転車の手入れは先延ばしができますが、米や野菜、花作りには時期を外せないという条件がもう一つ加わりますね。私の住んでいるところでは、猿による獣害も近頃は深刻です。べーえんべーさんのところではいかがでしょうか。