冬をむかえる

冬をむかえる
'25.1.22 山を見て走る

2022年9月24日土曜日

10年経ちました

  2012914日、仕事から帰るとネット通販で注文した自転車が家に届いていた。当時の注文票や宅配便の送り状が残っている。ブリヂストン・アンカーUS5 46/Mジュエルブルー。標準現金販売価格69,800円(税込)。購入価格は55,840円。購入先は滋賀県東近江市の「サイクルショップ・ライフ」。福山通運の送り状の日付はH24913日。お問合せ番号394-5775-3182。あれからちょうど10年が過ぎた。

 60歳で定年退職した後、勤務していた学校の校区にある公民館で講座やサークルのお世話をさせてもらっていた。学校の仕事を辞めたら長い旅に出たり、思う存分自分のやりたいことに時間をかけたりすればいいと思っていた。ところが、時間ができると、さて、自分のやりたいことは何だったのか、それも定まらないような中途半端な時期でもあった。

公民館の囲碁サークルにクロスバイクで通って来られる人があった。あまり見かけたことのない、スマートな自転車が気になった。その自転車にまたがせてもらったのが、クロスバイクとの出会いだった。1日に50㎞くらいは簡単に走れるとその人から聞いた。そのときまで、自転車は5㎞程度を走る乗り物だと思っていた。

早速、クロスバイクを買うことにした。これまで乗った自転車とは全く違う乗り物だった。休日に朝から走り始めれば、1100㎞くらいは走れるようになった。もう少し速く、楽に遠出のできる自転車が欲しいと思い、1年後にはロードバイクを手に入れた。出かけた先でパンクなどのトラブルがあっても困らないように、整備や修理にも手を染めた。その後4年間、仕事場まで往復25㎞の道のりを自転車で通った。

 仕事からは全く離れた今、天気の良い日は必ずといっていいほど自転車に乗る。ときどきは遠出をする。出かけた先で写真を撮る。週に一度、自転車と自分のことを記録して写真とともにブログで公開する。次の遠出に備えて自転車の手入れや調整をする。

 自転車がすっかり生活の一部になっている。ちょうど10年自転車に乗りつづけた。これを機会に、次の10年をどうやって自転車と過ごすか、それも考えることにする。

家に帰ると自転車が届いていた
暗い中で梱包を解いた

翌日は休日だった
さっそく乗ろうと思うが
その前に写真を撮った

10年後の同じ日の朝、同じ場所

10年の間に
いろんな場所へ行った

10年の間に
いろんな道を走った

いろんな相棒と走った

(表の数字の単位は㎞)
10年の間に
かなりの距離を走った


次の10年をどう走るか
考えている















2 件のコメント:

  1. 『10年ひと昔』といいます。世の中の移り変わりの激しいなかで、10年という年月を一区切りとすると、たくさんの出来事があったと思います。
    そんななかで、一つのことをやり続ける、やり通すというのは、すごいの一言で、なかなかできるものではありません。

     ふと思い出したのが、プロ野球広島カープ衣笠祥雄選手。鉄人と言われた彼は、連続試合出場記録を何と17年間、2215試合続けました。
     そういえば、先日大相撲秋場所で優勝した玉鷲関。2004年の初土俵から18年間、連続出場を続けている。1年に6場所しかない土俵で1463回一日も休まずに土俵を務めるのは、凄まじい精神力と健康管理があるからでしょうね。

     MARIOさんの自転車への接し方をみると、これも神憑り的です。自転車の構造を事細かく調べて、不具合な部分は自分の手で確かめ部品を調達する。どうみても、町の自転車屋さんより詳しいと思います。さらには自分の走行距離や購入部品記録を、PCに整理して保存する。まあ一般人には、なかなか真似のできないことで、感心するしかありません。

     今後の目標というか夢みたいなものはあるのでしょうか。でも、毎日生活しているなかで、新しい疑問ややってみたいことは、年齢を問わず生まれてくるものだと思います。
     私も、認知症にならないようにMARIOさんを見習って挑戦していきます。

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  2.  10年間といえば、義務教育の修学年限よりも長く、大学入学ご博士課程を終えるよりも長いのですから、かなりのことを学べるはずですが、何しろ、60歳を過ぎてからの手習い。なかなか進歩がありません。いつまでたっても趣味の領域を出ないので、べーえんべーさんに思っていただくほど自転車に詳しいわけでもありません。

     ただ、現役を引退するまでは、趣味や熱中するものといって特になかったので、自転車に出会えたのはラッキーだと思っています。身体も動かし、技能や知識も少しは増えて、楽しみが多いです。他のいろいろな趣味に没頭している人の気持ちがよくわかります。どんな趣味でも、自分が知らないだけで、やり始めたら奥が深くて楽しいのだろうなと思えるようにはなりました。

     次の10年も自転車に乗れるとしたら、まだ行ったことのない北海道へ自転車で走りに行く、若い頃
    に日本人学校勤務で3年間暮らしたイギリスへ、今度は自転車で走りに行く、という二つのことをやってみたいと考えています。今年99歳になる父を長い期間一人にはできす、一緒にも行けないので、今は計画だけの楽しみです。

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