冬をむかえる

冬をむかえる
'25.1.22 山を見て走る

2023年3月25日土曜日

マウンテンバイクのパンク

  なぜことさらにマウンテンバイク(MTB)のパンクなのかというと、これが大きなトラブルだからである。

 MTBのタイヤは太い。山の中や不整地を走るためにできているので、太くて頑丈で重い。実用車の約2倍、ロードバイクの3倍くらいの重さがある。タイヤは太いが他の自転車と同じくらいの幅のリムにはめるので、脱着に苦労をする。

 先日、そのMTBの後輪が初めてパンクした。家から4㎞くらいのところだった。自転車のタイヤがパンクした経験のある人なら、誰しも3つの選択肢を思い浮かべるだろう。

 選択肢の1つ目は、その場でパンクの修理をする。2つ目は、空気の減り具合にもよるが、空気を入れながら騙しだましだまし走り、大急ぎで家に帰る。3つ目は、修理を諦め家まで自転車を押して帰るか、車での救援を家人に頼む。最後の選択肢は、格好がよろしくないのででき避けたい

 家まで4㎞しかないが、4㎞もある。微妙な距離だ。家からもう少し遠ければ、その場で修理する気になるだろう。ロードバイクのようにタイヤの脱着が簡単なら、家の近くでもその場で修理すれば済む。

 このときは、MTBだったので思案した。予備のチューブは携行していても、タイヤを外すのが面倒だ。急には空気が抜けそうにもないので、選択肢の2つ目を採り、その場で空気を入れ直して、パンクをしていない前輪に体重をかけるようにして、出来るだけ走る。

家から2㎞ほどのところまでは走った。タイヤが走行に耐えられなくなった。後は、3つ目の選択で、自転車を押して帰った。

 家に帰ってからも、パンク修理にかなり手こずって、考えた。タイヤの脱着が簡単にできる工具を買い求め、多少嵩張(かさば)っても今後はそれを携行する頑丈タイヤパンクったないはいえ、MTBのパンクは事程左様に難儀なのである。

ペダルを踏んで
新しい景色の中へ
入って行くのか

ペダルを踏み続けていれば
新しい景色が
向こうからやって来るのか

とにかく
自転車の上で
ペダルを踏む

ペダルから車輪へと
意志がつたわる

この道の先へ進んでいくのか
向こうからやって来る道を
ここにいてやり過ごすのか
車輪はまわりつづける



2 件のコメント:

  1.  マウンテンバイクは私も所有していますが、まだ購入して2年足らず。
    走行距離も3000㎞ほどです。クロスバイクは何度かパンクして、自分である程度修理ができるようになってきました。
     幸いな?ことに、マウンテンバイクは一度もパンクしていません。しかしもしパンクしたら、完全にギブアップでしょう。クロスバイクでも脱着するのに苦労しているのですから、あの太いタイヤを外したりはめたりは不可能です。きっと特別な工具が必要で、MTBに乗るときにはそれをリュックに入れておく必要がありますね。
    以前、山の中を走っていて草むらで切り株が絡みついてディレイラーが曲がってしまい、直営店まで持ち込んだことがあります。
     やはり、MARIOさんのように自転車の知識を深め、自分で修理できる技術を身につけないと、一人で走っているときなど、お手上げになってしまいますね。勉強になります。

    返信削除
  2.  コメントありがとうございます。

     べーえんべーさんも、マウンテンバイクにお乗りなのですね。マウンテンバイクは小さなオートバイくらいのタイヤを使っているのですから、簡単にはパンクをしないでしょうし、これまで一度もパンクをしていないとのことですが、それもうなずけます。
     
     ただ、マウンテンバイクは、山の中などの普段は行かないような所へも入り込むので、パンクをしたら悲惨です。私も、今回は家から近かったので、何とか帰り着きました。家から離れたところでパンクすることを考えると、修理工具のことも考えざるをえません。

     前後のタイヤの減り具合が違うと思いますので、前後のタイヤの交換などをして、タイヤの脱着にどのくらいの手間がかかるか、試しておかれることをお勧めします。いざというときに役立つかもしれません。

     私も、自転車の修理が何でもできるほどの技はありません。自転車に乗るスキルと同様に、自転車の整備についても、少しずつ楽しみながら技を磨けたらと常々思っています。
     

    返信削除