釣り好きの友人が、釣りの情報ではなくて自転車のイベント情報を教えてくれた。「イナくる」といういなべ市内を自転車で回るスタンプラリーのような催しのことである。コロナウィルスが拡散する前から開催されているのは知っていた。今年は11月5日に開催される。
よく似たイベントで、「いなべヴェロフェスタ2023」というのもある。こちらは9月5日に開催予定で、「いなべ市内に配置されたチェックポイントを好きなルートで走って写真を集める、散策形式のロングライドチャレン」と案内されている。
地元のこういったイベントに参加しますかという友人のメールに、参加しないと即座に返事をした。高額の参加費を払って食べ歩き(走り)をしなくても、地元のことは判っているつもりだ。コースや見どころも、イベントで紹介されなくても知り尽くしているという自負がある。しかも、イベントにありがちな自転車やウェアー自慢のような雰囲気にもなじめない。
毎年楽しみにして参加している人もあるだろうし、特別な催し物ならではの体験もできるだろう。参加しないと味わえない面白さを、自分が知らないだけかもしれない。
釣り好きの友人に聞いたところでは、海上釣堀というのが流行りだそうだ。広い海があるのに、海を囲った生け簀の中で、人が捕った魚や養殖した魚を釣って面白いかどうか。これもやってみないことには判らなが、どうもお膳立てが過ぎるような気がする。
身体ひとつで海外に出かけ、現地で準備してもらったオートバイで決められたコースを巡るツアーなどもあるようだ。これがオートバイの旅といえるのかどうか。お膳立ては誰かに任せておいて、お金さえ払えばいっぱしの体験できるというのはいかがなものか。
しばらく自転車に乗っていないので、他の人のやることに毒づいてしまった。人が何をしているかはともかく、自分は自分で自分のためにお膳立てをして、日々の小さな自転車の旅を再開したい。
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参加してみれば 発見があるかもしれない |
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やってみなければ 面白さは判らない |
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とはいえ 自分は自分の道を 自分流にいく |
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| 予期せぬ出会いを楽しんだり |
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| 景色を独り占めにしたりしている |





先日の台風7号は、我が家の畑にあるヒマワリを壊滅状態にしてくれました。背丈が3m30㎝にもなり、これから熟して立派な種を残してくれると思っていたので、ショックが大きいです。もう3年近く種から育てて4代目を期待していましたが、来年はどうなることやらです。まあ自然の力に勝るものはありませんね。
返信削除他人がつくったレールの上を、気楽に走るのも一つです。
でもMARIOさんは人一倍冒険心が強く、自分の手で調べて未知の部分を探りたい性格ですから、観光ツアー的なものには拒否反応が起こるのでしょうね。
過去のお話から、おそらく桑員地区の道路は自転車でほぼくまなく走破されていると思います。一生通ることのない露地で新しい発見をされたことも多かったでしょう。ため池や神社仏閣も、自分の記憶だけで白地図に打ち込めそうですね。
しかし、灯台元暗しと言います。まだまだ地元で思わぬ宝物を見つけてほしいです。
余談ですが、最近NHKBSで、『よみがえる新日本紀行』という番組をやっていて、昭和50年前後に放送された新日本紀行を鮮明な画像にデジタル処理、日本各地の風土や人々の営みをあのときのまま再現、残り10分ほどで現在のようすを伝えるというものです。私は昔からこの番組が好きだったので、懐かしく視聴しています。
MARIOさんも自転車で走りながら、松山容子のボンカレーの看板やさび付いても存在感を漂わせるオート三輪を発見したときの感動は、子どもの頃の記憶を蘇らせてくれるでしょう。
背丈が優に3メートルを超えるようなヒマワの花はさぞ大きくて立派なことでしょうね。それが台風で壊滅したとは何とも残念なことです。何とか種の保存ができて、4代目が育ってくれるといいですけど。
返信削除べーえんべーさんのヒマワリへのこだわりも、人のやらないことをやってみようというレールからは外れた試みの一つとお見受けします。
ところで、松山容子さんもボンカレーも、言われてみればすぐにパッケージや看板が目に浮びいます。ボンカレー以外にも、時を経た看板など探してみるのも面白いと思います。
若い人たちには何のことかわからないかもしれない結納品店とか電話金融の看板、横書きで右から書かれたたばこの看板など、自転車に乗っていると出会うものがたくさんあります。
ローカルな自転車旅でも、まだまだ新発見が続くような気がします。