雨の日には自転車に乗れないので、家にいて自転車の整備をする。車を停めているカーポートの下で自転車の不具合を調整したり、部品の交換をしたりする。吹きさらしで雨が降りこむ。冬は寒いし夏なら暑い。
何よりも困るのは、作業をやりかけたままで中断して、翌日回しにできないことだ。中断するときは、取り散らかした工具や部品を一旦すべて片付ける。作業を再開するには、工具や部品、整備中の自転車をもう一度カーポートに下に並べ直す。面倒この上ない。
自転車仲間の何人かはガレージを持っている。雨の日でも音楽を聴きながら車や自転車の整備ができる。そんなスペースに憧れる。留守にしているときでも、自由にガレージを使っていいといってくれる人もいるが、我が物顔で他所のガレージを使わせてもらうのは気が引ける。雨の日や外が暗くなっても心置きなく自転車いじりができるスペースが欲しい。
父の一周忌が近づいたので、遺品の整理を思いついた。父の居た部屋を整理すれば、自転車を持ち込むこともできる。家の中に自転車を持ち込むのは違和感があるが、吹きさらしの屋外で凍えながら、炎天下で熱中症を気にしながら、自転車を整備することはなくなる。何よりも、好みの音楽を聴きながら自転車を眺めていられる。機械いじりが好きだった父の遺した工具類がそのまま使える。願ったりかなったりだ。
長い間父の使っていた畳の部屋の改装から始める。自分で手掛けるにわかリフォームだ。畳の上にウッドカーペットを敷く。作業台を置くには床の補強も必要か。自転車の出し入れができるように、部屋の外に小さなウッドデッキを組む。
2 件のコメント:
一応私の家には車庫があり、室内には車や自転車、その他いろいろ入っています。
しかし、それほど使い勝手がよいわけではなく、快適な環境とはいえません。
たぶん当たり前に屋根があって、当たり前に風雨から守られているという感覚なので、その有りがたみが理解できていないのでしょう。
それに比べて、MARIOさんはすばらしい。現状の中で最善とは何かを探り、創意工夫を凝らしながら仕事をすすめる。これは、なかなかできないことです。
次なるは、亡き御尊父の部屋を改造して大人の遊び場をつくるプロジェクトに。
それもすべて自分の手でつくるのだから、驚きです。
写真を見ると、和室をフロアーに張り替え、自転車を入れて24時間作業場として活用できるようにするのですね。外部との出し入れをしやすくするために、ウッドデッキも取り付ける。基礎工事や水平をとるのも自分で。まさにプロ裸足といえます。
毎夜機械いじりに勤しんでみえた御尊父の遺品を使って、今度は息子であるMAR
IOさんが新しい遊び場で空間と時間を満喫する。さぞお喜びのことでしょうね。
憧れが現実となり、目の前にさらなる憧れがあらわれてくる。
もう歳だからできないではなく、やってみようという冒険心・前向きさがあれば、
クリアできるものは山ほどありそうです。
このようなMARIOさんの姿は、私にも力となります。がんばらねば。
いつものことではありますが、べーえんべーさんには過分にお褒めをいただいて気恥しく思います。
べーえんべーさんは車庫をお持ちとのことですが、それこそが私の憧れです。父の居た部屋を自分のできる範囲で改装はしたものの、家の中に自転車を持ち込んで整備するとなると、油類や自転車の汚れで部屋がすぐに汚れてしまいそうで、使い勝手はあまりよろしくないようです。
使い方の工夫で、何とか面白いスペースにしていきたいとは思いますが、さて、どうなりますことやら。今後の成り行きも、機会があればブログにてご紹介したいと思います。
年金暮らしで、出費は最低限に抑えながら、自分のやりたいことを少しでも実現しようと思うと、無い知恵をしぼり、老体に鞭打って動かざるを得ません。それも趣味の一部と考えないとやれませんね。
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