冬をむかえる

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'25.1.22 山を見て走る

2020年2月15日土曜日

お気に入りの自転車


家の近くの県営北勢中央公園にて
少しずつお気に入りの雰囲気に…



  
 

 自転車はブームである。ロードバイクやクロスバイクに乗る人がめっきり増え、自転車に関する本や雑誌が書店にあふれている。「お気に入りの自転車」の選び方や買い方に関する本も多い。素人には理解できないようなことまで解説に加えているものもある。

 遅蒔きながら自転車を始めた自分は、いかにもブームに便乗したという感じを避けたい。今様の自転車ではなく、それなりにビンテージの良さを醸し出すものにしたい。ビンテージという用語も、自転車の雑誌などにはよく使われている。ビンテージということばを使わないようにすれば、年配者が乗っていても違和感のない、昔風の自転車ということか。派手な塗装をほどこされて、見るからに速そうな自転車に乗るのは気恥しい。それだけの技術も脚力もない。自転車歴は小学生のときにに始まるとはいえ、60歳からの再出発である。

 手に入れたアンカーUC5は、ビギナーが乗るのに相応しい、特に目立つこともない自転車である、という自己満足。ブームに乗っているのではないといいながら、バイク関係の雑誌を買い込み、用品なども調べてみる。多少は手を加えて、いわゆるお気に入りのバイクにしてみたいという気にもなる。

 18歳から乗り始めたオートバイは、古いものを買い込んで、自分でも手を加えたりしていた経験がある。自動車に乗るようになってからも、常に1台はオートバイが我が家にいた。40年ほどはずっと身近にオートバイがいたことになる。オートバイをいじることを考えれば自転車は簡単だろうという安易な考えもある。

 自転車が実際に手元に届いたら、サドルやハンドルのグリップを取り換えたり、簡単な工具を持ち運ぶバッグなどを装着したりして、お気に入りの自転車にしたい。
 早速、通販で革製のサドルやグリップ、サドルバッグなどを買うことにした。イギリスのメーカー、ブルックスの製品は年配の者が乗る自転車によく似合う。安価な自転車ではあっても、よく目立つパーツを取り換えることで見違えるような雰囲気を持つことになる、というのも自己満足か。

 恐る恐る乗り始めて、少しずつ走行距離を伸ばしたころ、出かけた先で昼食を食べにうどん屋に寄った。駐車場で本格的な自転車乗りと思われる若いグループに遭遇した。「クロスバイク…、いい感じの自転車ですね」と褒めてもらった。「サドルが雰囲気出してますね」とも言ってもらった。してやったり。

 
 ねらい通りの、多少はビンテージ風を感じるお気に入りの自転車になりつつあるのか。タイヤもそれらしいものに交換し、目立たない部品もおいおい付け替えることで、さらにお気に入りの自転車を目指したいとすっかり気を良くする。


庭先でタイヤやサドルなどを交換 屋根付きガレージが欲しい

芝生の上での自転車いじりは論外… 小さなねじなどの紛失続出






BROOKSのハンドルグリップ
BROOKSの裾ベルト


サドルバッグ 工具入れに使用


サドル ちょっと古い感がねらい目のAGED



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