2025年1月1日の日の出の時刻を調べた。初日の出を見に行く桑名市では7時1分20秒。元旦、日の出の時刻は意外に遅い。
朝には弱いが5時には起きた。6時に家を出れば、毎年初日の出を見る揖斐川の河口まで15lmほどの距離なので充分余裕がある、はずだった。
前日には天気予報を気にしながら、普段使わない自転車の前照灯を準備した。昨年、ハンドルを交換したクロスバイクには前照灯がうまく取り付けられない。今年は初めてロードバイクで行くことにした。
バックライトは出発前に取り付けようと思っていた。これがまずかった。取り付けに思わぬ時間がかかった。出発するころには6時を10分過ぎていた。このままでは日の出の時刻に間に合わない、かもしれない。
走行会の仲間に、初日の出を見に行くなら通りがかりのコンビニで合流しようといってあった。一人でも合流場所へ来る人がいたら待たせることになる。気が急く。
幸い、というか残念なことにというか、元旦の暗いうちから一緒に走ろうという酔狂な人はいなかった。誰も待たせることはなかったが、日の出も私を待ってはくれない、焦る。
東の空が明るくなり始め、路面もはっきり見えるようになったのでスピードを上げた。例年初日の出を見る場所へ6時55分に到着できた、間に合った。日の出と自転車の写真を撮る場所を決めた。このとき「今年も来ていますか。今、何処ですか」というメールが届いた。
昨年スポーツ自転車に乗りはじめたという教え子からのメールだった。私が日の出を見に来るだろうと目星をつけて、自転車で逢いに来てくれたのだ。私の居る場所をメールで伝えた。
太陽が昇りはじめたちょうどそのとき、1台の自転車が近づいて来た。予期せず合流してくれた新しい自転車乗りとふたりで初日の出を迎えた。午前7時1分、今年が動き始めた。
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時間の円環をぬけて 新しい時間が流れる |
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歳月の紆余曲折を経て 優美な曲線を描きながら 新しい時間が流れる |
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心は急かれながらも 静寂を楽しみ やがて来る時を待つ |
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ようやく出会えた出会い 新しい時間が流れ始める |
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今年が始まる 今年を始める |




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{一年の計は元旦にあり}一説には毛利元就の言葉として、一年、一月、一日それぞれの最初のときこそが計画を立てるべきときであり、何事も最初が肝心であるという戒めだそうです。
返信削除MARIOさんは、ほぼ毎年、初日の出を拝みに自転車で揖斐長良川の河口先端まで行かれているようですね。朝が苦手な方なのに、新しい年のはじまりには、昨日とは違う自分、神々しい太陽をみつめスタートするのですね。
数十年前、担任をされていた頃の教え子たちと見た初日の出は、今年も同じ場所で同じ表情をみせながら東の空を上っていったでしょうか。
私は、未だ年末からの体調がパッとしませんが、命には別状ないので体調を整え、来年元旦には、人生初の初日の出を拝んでみたいと思っています。
文中のことば『今年が始まる 今年を始める』
写真のイメージとピッタリ合って、力をもらいます。
いつも思うことですが、12月31日の日の出も元旦の日の出も、そのまた翌日(1月2日は私の誕生日ですが…)の日の出も、時刻が少しずれるだけで、変わりはないはずです。
返信削除元旦の日の出を迎えて気持ちを新たにするというのは、世の中の流れに流されているだけなのかもしれません。
それでも、毎年この日だけは早起きをして海の見えるところまで自転車で走らないと落ち着きません。初日の出を迎えると「新しい年が始まる、自分も新しい年を始める」という気持ちになるのが不思議です。
べーえんべーさんもぜひ一度、自転車でとはいわないにしても、どこか綺麗に日の出の見える場所までお出かけになることをお勧めします。そのためにも、体調を万全にされることをお祈りいたします。