ロードバイク、クロスバイク、それにマウンテンバイクと3種類の自転車をもっている。3台のうちマウンテンバイク(MTB)だけはブレーキのしくみがちがっている。
油圧ディスクブレーキといわれるもので、最近はスポーツ自転車の主流になりつつある。ワイヤーでブレーキを引っ張るのではなく、オイルの圧力でブレーキを押し付ける。油圧を受けたブレーキパッドという部品が、車軸に取り付けられたディスク(円盤)をはさんで車輪の回転を止める。
油圧ブレーキは小さな力で確実にブレーキを効かせられる長所がある。使われているオイル(フルード)がブレーキの摩擦熱で変質したり、経年劣化したりするという短所もある。ブレーキオイルの定期的な交換が必要だ。
自動車やオートバイは車検の際にブレーキオイルの交換を勧められる。自転車は車検がないので、気にしなければそのまま乗りつづけてしまう。ほんとうは2年に一度、頻繁に乗るなら走行距離2,000㎞くらいで交換するのがいいらしい。オイルの交換を怠るとブレーキの効きが悪くなり危険だ。
私のMTBは新車から3年、6,000㎞走ったころに自転車屋さんで交換してもらった。かなり管理がずさんだ。オイル代500円程度を含んで、料金は6,600円だった。
それからまた3年、1万㎞くらい交換せずに走っている。さすがにこれはまずい。自分で交換できないかと思案していたら、ご近所の知人がブレーキオイル交換用の器材を貸してくれた。オイルを注入する注射器様の器具、交換時にあふれるオイルの受け皿や容器とビニール管。これを使えば交換は簡単にできるとのことだが、自分にもできるかどうか。
せっかくなので自分でやってみるか。かなり複雑な作業なので工賃を払ってもプロに任せる方が安心か。さて、どうしよう。知人に借りた器材とMTBのブレーキを交互に眺めながら考えている。
![]() |
さて、これからどこへ行こうか |
![]() |
はて、これは何だったのか |
![]() |
さあ、何が見えるか |
![]() |
さて、はて、さあ、と前置きして 自分に問いかけてみる |
![]() |
日に何度も繰り返す問いかけ あるいは突然に来る問いかけ |
私のクロスバイクは、ブレーキシューが車輪を挟んで、その摩擦によって止まるという基本的なもの。たまに友人に勧められて交換しますが、どのタイミングがいいのかわからず教えてもらいながら交換しています。しかし、アームに取り付けられたブレーキシュー、一見頼りなさそうでネジが緩んで外れたりしたら、大事故につながりますね。自分が中学校のとき買ってもらった自転車は、ブレーキ調整などした記憶がありません。パンクやチェーンがおかしくなったときは近所の自転車屋さんに修理をお願いしましたが、目に見えて不具合なとき以外はほったらかしでした。でも、ブレーキは命にかかわる部品なので、おろそかにできませんね。
返信削除ところで、私のMTBもディスクブレーキです。今回のMARIOさんのわかりやすいご説明で、油圧式ディスクの仕組み・特徴がおおよそ理解できました。ブレーキシューと比べると、かなり進化していますね。長所も多いけれど、精密なだけに丁寧な点検や調整も必要でしょう。摩擦熱で気泡ができたりすると、正常な効果が損なわれそうですが、あくまでも素人考えです。
それにしてもMARIOさんは、ブレーキオイルまで自分で交換してしまうとは、プロ顔負けです。またその機材を友人がお持ちというのもすばらしいつながりです。文中にある自転車さんで修理すると、工賃が占める割合の大きさにびっくりですが、安全を考えるとやむを得ないということでしょうか。
さて、ブログの表紙、スマホとパソコンでは異なっているのに気づきました。パソコンが正解だと思いますが、なぜかスマホは文字しか現れません。MARIOマジックでしょうか。それとも私のスマホがおかしいのですかね。(笑)
このブログでは素人の生半可な知識や整備のことを書いているので、愛車の疑問は信頼できる専門店にお尋ねいただくとか、ネットなどでご確認をいただく方がいいと思います。べーえんベーさんのおっしゃる通り、命に関わることもあるので、整備や調整をするときには素人なりに気をつけているつもりではいますが、なかなか完璧とまではいきません。
返信削除父がオートバイなどを整備しているのを子どものころによく眺めていました。私の自転車にもチェーンに油を注せとか、タイヤの空気を入れておけとか、いろいろ教えられました。
自分でいじったあとはかならず調子を確かめて、調子よくなればその整備は正しい、かえって調子を悪くするようなら間違い、というような当たり前のチェックもその頃教えられたのだと思います。間違えてもやり直せばいいという肝心なことも学んだ気がします。
ところで、スマホのブログページですが、ページのいちばん下に「ウェブバージョンを表示」という項目があって、それをタップしていただくとPCと同じ画面に変わるはずです。お試しください。