ご近所の人と自転車で遠出をするときは、昼食目当てのことが多い。 「しばらく鰻に行ってませんね」と誰からともなく声がかかる。家から15㎞ほどのところにある、いつもの店まで走る。木曽三川公園の油島大橋東詰から北へ1㎞ほど走ると、「魚信」という川魚料理の店だ。田んぼの中にぽつんと立っていて一見普通の民家のようだ。鰻の蒲焼が絶品でしかもお値打ち。
「まぐろ、行きましょか」ということになると、名四国道沿い、桑名と四日市の中間あたりにある「まぐろレストラン」まで、やはり15㎞ほど走る。まぐろの刺身が安価にたらふく食べられる人気店だ。
店の混み合う時間をさけて遅めの昼になるように少し遠回りをして走る。昼食をはさんで全行程で40~50㎞くらい走るのがちょうど良い。ささやかな贅沢を楽しむランチのための走行会だ。
では、一人で遠出をするときはどうかというと、昼食の時刻も場所も、勿論何を食べるかも定まらない。できるだけ走る時間が欲しい。昼食の時間が惜しい。
ハンバーガーや牛丼のチェーン店のファストフードで済ませる。どこで食べても待たされることがない。店に入る時間も惜しいときには、コンビニでサンドイッチやおにぎりを買う。 食べたい物を食べたいときに食べる。空腹を感じて身体が食べ物を欲しがるときが昼食時だ。
日常の食事でも、身体が欲しがるものを、欲しがるときに食べていればいいと思っている。健康志向の雑誌の記事にあるように、あれを食べろ、これは食べるなといわれ、食べ方まで指示されては食欲も減退する。
遠くまで走る日は昼食をジャンクフードで済ませ、美食ともゆったりした食事時間とも縁がない。食べるものがあるだけで十分だ。空腹を感じたら食べ、渇きを覚えたら飲んで、走りつづける。先を急ぐ。それでも気儘で幸せな時間なのである。
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小学校の給食で出される 卯の花煮が食べられなかった |
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無理に食べれば 栄養も毒にかわる |
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| 偏食のリベンジ |
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ジャンクといわれようが 出来合いといわれようが 好きなときに 好きなものを 食べて走る |
















