冬をむかえる

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'25.1.22 山を見て走る

2020年7月25日土曜日

自転車のタイヤがパンクした


 きのう、自転車の後輪がパンクした。パンクに気づいたときの心持ちは、なんとも名状しがたい。ペダルが妙に重くなったと思っていると、徐々にその重さが増す。路面からの振動が体に直接伝わるころには、タイヤは見事にペシャンコにつぶれている。
 
 先週、前輪と後輪のタイヤもチューブも新品に交換したばかりである。今回は、タイヤを少し高価なものにした。ドイツ製である。ハンドメイド・イン・ジャーマニーとサイドウォールに誇らしげに書かれている。カーショップで安売りされている軽トラックのタイヤよりは断然高価。軽乗用車のタイヤの値段に迫る。
 
 タイヤを奮発したのには理由がある。最近、パンクが続いた。一緒に走る仲間が何人かいるが、彼らの自転車はパンクしない。(ひが)んでいるわけではないが、自分ばかりが不良をつかまされているのか自分の乗り方だけが悪いということでもないだろう。ならばということで、ちょっと高価ではあるが品質の良さそうなものを選んだそれが、30㎞ほど走っただけでパンクというありさま、なんという悲劇。チューブの品質によるところもあるので、タイヤばかりを責めるわけにもいかないが、とにかく、自転車悲惨物語である。
 
 仲間と走っているときにパンクをすると、他の人たちまで足止めすることになる。予定が狂う。心苦しい。修理に焦る。ちょっと長い休憩ということでご勘弁願うしかない。
 一人のときにパンクをすると、我ながら(あわ)れである。夏なら日陰を探す。冬の寒いときであれば、風を避けられる陽当たりの好い場所まで、とりあえず自転車を押して歩く。そもそも、自転車は乗り物なので、押して歩いているとすれ違う人に違和感をもたせてしまうらしい。曲りなりにもスポーツバイクの恰好をしていると、余計に不思議な感じがするのか。この人は一体何をしているのだろうという目で見られる。
 
 きのうは、強い日差しを避けて、病院の駐輪場の屋根の下を借りた。チューブを入れ替えるだけなので、所要時間は15分程度である。熟練した人ならもっと速いだろう。予備のチューブを1本は携行しているので、1度のパンクなら簡単に対応できる。2回目となると、チューブの穴をふさぐことになるのでひと手間増える。不運と諦めて修理するしかない。
 
 走る時間と距離が長ければ、パンクの確率が高くなるのは解る。解ってはいても、パンクした自転車だけは好きになれない。気を取り直し、開き直って修理にとりかかる。速く、正確にパンク修理ができる技を習得するいい機会である。原因を確かめて、次のパンクに備えるにはいい機会である。開き直るには、それが面倒なことでも、いい機会にめぐまれたと自分に言い聞かせるしかない。



新しいタイヤに交換した
いい機会なのでチューブも新調した
Continental GRAND PRIX CLASSIC 700×25C
クロスバイクには装備過剰?
Handmade in Germanyとロゴが入っている
どこがハンドメイドなのかよく判らないが…
信頼できそうなタイヤという気がする
これで、当分はパンクと縁が切れるはず…

ところが、交換した直後にパンクした
この写真は同じタイヤのものではないが…、
ホイールから外されたタイヤは哀しげである

マウンテンバイクならこんな道(?)も走るのだから
パンクしても不思議はない…
覚悟しているときには案外パンクしない

パンクさえしなければ…
どんな場所でも涼しい顔をして走っていられる

        番外
何事もいい機会なので…
この際、パンクの原因も調べておきましょう!!
チューブの損傷もチェック
きちんと修理のうえ、再利用しましょう!!!


何事もいい機会なので
自動車のタイヤもチェック入れときますよ!!!

日頃の点検をしていても
パンクするときはしますからね⁈






1 件のコメント:

  1. 『好事魔多し』なのか、『二度あることは三度ある』なのか・・・。いつも周りに気を配って、人一倍動いて活躍してくれるMARIOさん。なぜか、最近パンクの被害を一人で背負ってくださっています。
     まあ順番ですよ。そのうち他の3人が交代で被害に遭うので、それまでのんびりお待ちください。
     お孫さんは、もう自転車の修理ができそうな感じですね。
    目線といい道具の持ち方など、サマになっていて自転車屋顔負けです。
     自転車からバイク、自動車を自在に扱うようになるのも、あっという間。
     おじいちゃん、それまで体力づくりに励んで、頑張りましょう(笑)。

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