冬をむかえる

冬をむかえる
'25.1.22 山を見て走る

2020年12月26日土曜日

私たちのクリスマスライド

   センチュリーライドというイベントが、世界各地で開催されている。日本でも各地で催しがある。自転車で100マイル(約160km)を走る。スピードを競ったり勝敗を争ったりするのではなく、制限時間内に完走するのが目的である。シティマラソンと同じで、必ずしも160㎞、マラソンでいえばフルマラソンの42.195㎞ではなく、30㎞、50㎞や100㎞という参加者の力に合わせたコースが設定されていることもある。

センチュリーライドに倣って、いつも走る仲間とクリスマスライドを計画した。昨年も、クリスマスイブに遠出をした。クリスマスイブに特別の意味はない。たまたま全員の都合でそうなった。普段一緒に走るのは半日、2,  30㎞のことが多い。あまり長い距離を走ることはない。なんといっても平均年齢67歳、駆け出しサイクリストばかりである。サイクリストというのがそもそもおこがましい。

昨年は、多少アップダウンのあるコースを85㎞程走った。一人の時には100㎞以上走るメンバーもいれば、走行会の時にだけ走るという者もいる。週に1度、230㎞しか走らないのに、急に100㎞近くを走るのは結構厳しい。4人でペースを合わせてゆっくりと、休憩も取りながら走れば、ハーフセンチュリー(80km)くらいは完走できるだろうという目論見。制限時間はなし。かなりゆるい超ローカルルールのイベントである。誰かが限界を感じる前に引き返す。無理はしないというがルールの第一条。

クリスマスライドと銘打って走るのは今回が初めて。テーマは冬の海を見に行くこと。集合は朝8時半。四人のメンバーの家からほぼ等距離にあるコンビニ。集合時刻にも場所にも意味があるといえばある。通勤時間帯を避けて、車が少なくなってから走り始める。リタイア組が出勤する人の邪魔をするのは申し訳がない。出発の時点で体力の消耗に差がないように家から同じ距離にする集合の理屈はともかく、おもむろに走り始める。ゴールがきちんと設定されているわけではない。途中寄り道をしながら、42㎞程走ったところで冬の海が見えだした。復路を考えるとちょうどフルマラソン2回分の距離である。到着後にここを本日のゴールと決めた。鈴鹿市の白子港緑地である。

 目あてにしていたうどん屋は満席。海の近くの干物を商う店で今晩の肴を買おうとしたが店が込み合っている。密を避けるためにこれも断念。通りすがりのラーメン屋で遅い昼食を摂り、やや疲れた足取りならぬペダル取りで42㎞の道のりを帰った。本日の走行距離は84㎞。ハーフセンチュリーライドは落伍者もなく見事達成、という次第。

 来年もクリスマスライドを開催したいと考えてしまうが、恒例にする気はない。来年はもっと長い距離をなどと欲張るつもりは毛頭ない。願わくば、1年後もハーフセンチュリーライドをメンバー全員で楽しく乗りこなせる力を保っていたい。


クリスマスライド全行程
「スーパーカネスエ対角のコンビニ」集合!??
地元eeでないと判らない、合言葉みたいなものです??!


集合場所のコンビニにて
既におやつを分け合っている…??
小学生の遠足みたいなものです!!

JR四日市駅にて小休止
閑散とした駅舎のたたずまいには風情がある

道草をして長太(なご)の大楠に立ち寄る
大木の下で記念撮影しているメンバーもいるが…
寄道は杜撰な計画をさらに狂わせる

生憎の曇り空だが、風がないのは何より
大楠をはるかに望み大満足
午前中はだいたい元気がいい

鈴鹿市白子港緑地
今日の目的地はここということで…!!
着いたところを目的地にすれば 目的達成は必至!!?

本日の目的地、白子港緑地
走りはじめて42km +
フルマラソンと同じ距離を走った

大黒屋光太夫『おろしや国酔夢譚』の碑の前にて
後ろには冬の海も見える
帰り道を思うと、黄と赤の信号が点灯…??!

四日市市内までもどり遅い昼食を済ませる
空腹は満たされても疲労は隠しきれない
最後まで安全第一で…
全員無事完走を果たした!!!









2 件のコメント:

  1.  まずブログを開いて、表紙の写真がリニューアルされたような気がするのですが。
    若しくは私の認知症気配なのか、単に気づいてなかっただけなのか。
    とても綺麗に撮れていますが、手前の川は庄内川かな。奥が名古屋のような景色。

     さて今回のお話は私にはとても分かりやすく、ありがとうございます。
    センチュリーライドというイベントは知りませんでした。
    さすが様々なジャンルに好奇心を抱くMARIOさんの真骨頂ですね。 

     ところで、最近なのかわかりませんが、土曜日曜に車を走らせていると、しょっちゅう自転車に乗っているグループや個人にあいます。

    昼間なら、家から少し走るだけでも自転車に遭遇し、車道を走っていると結構気を使います。車道を走るのがルールだと思いますが、自転車走行に慣れたライダーならいいですが、恰好だけは一人前だけど、走っている動きを見ると俄かライダー然とした人が多い気がします。

     確かに流行に乗っかるのも大切ですが、周りに気を配ったり安全への配慮をしっかりしてほしいものです。

     それに引き換え、MARIOさんは自転車整備の知識から技術まできめ細かくできるのが、ブログから伝わってきます。

     何事も継続は力ですね。

     とりあえず75歳まで、このペースで走り続けてください。

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    1. ご推察の通りです。今回から巻頭の写真を更新しました。認知症気味どころか、いかにも鋭敏です。撮影の場所は海部郡飛島村、日光川排水機場付近です。12月22日に撮影しました。晴天、無風、初冬の澄んだ空気。最高の自転車日和でした。
       駆け出しで名ばかりのサイクリストが一番気をつけたいのが安全です。交通量の少ない道を選び、決して無理をしない。楽しく乗りつづけるための鉄則だと思っています。
       ついでながら、70歳になったら自転車で北海道へ行きたい、75歳になったら、30年前に出稼ぎに行っていたイギリスを自転車で走りたいというのが漠然とした目標です。

       

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