冬をむかえる

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'25.1.22 山を見て走る

2022年12月3日土曜日

メンテナンスの会

 先週、走行会の仲間と「メンテナンスの会」を開いた。愛用の自転車を持ち寄って、 部品の点検や掃除をしたり、擦り減ったタイヤを交換したりするというだけのことである。「メンテナンスの会」と命名するだけで、時間を割いてじっくりと、自転車の手入れをしましょうという改まった気分にはなる。

 4人の走行会仲間が、メンバーの一人のガレージに集まる。それぞれ、自転車との付き合い方が違うので、手入れの内容も異なる。普段乗りっぱなしであまり掃除をしないメンバーは、この機会に自転車を徹底的に磨きたいと言う。自転車は構造がシンプルなようでも、案外細かいところに汚れがたまりやすい。磨き上げのノウハウを交換しながら、綺麗に仕上げようとすると結構な手間である。

 一人で出かけてパンクをすると、チューブの交換に自信がないというメンバーもいる。ちょうどタイヤも擦り減って来たので、新品のタイヤに交換する時期である。パンクしたときの予備チューブの交換と同じ作業なので、仲間のいるときに、タイヤ交換をやってパンクしたときの対処方法を確認しておきたいという。

 自転車のメンテナンスの会ではあったが、私は車椅子を持って参加した。父が歩行困難な時期があって、そのとき知り合いに借りたものである。長く借りっぱなしにしていたので、オーバーホールをしてお返ししたいと思っていた。メンテナンスの会に持ち込んで、車いすのタイヤのチューブを交換し、車軸などのグリスアップをする。埃のついていたフレームは磨きあげた。ブレーキの構造やタイヤの取り付けなどは自転車と共通するところが多い。

 自転車の手入れが思わぬ役にたった。何かをメンテナンスすることは、他のものにも通じるところがある。次回は「自分自身をメンテナンスする会」を仲間と企画してみたい。

少年の日のつづき

分解してみたり
組立ててみたり

心のメンテナンスにも出かける

冬には冬の備え

ときには
自分を映してみる

ときには
新しい岸へ
川を越える

2 件のコメント:

  1.  メンテナンスの会って聞いただけで、興味がわいてきます。
    みなさんそれぞれの課題をもって集まり、作業をする。
    そして四方山話をしながらメンテを進めていく。写真を見るだけでも楽しい雰囲気が伝わってきます。
    なかなか一人でじっくりメンテナンスをする気になれないところを、MARIOさんがみなさんを集められたのだと察します。
     走行会でアクシデントが起きたとき、他力本願ではみなさんに迷惑がかかります。やはりある程度、自力で修理する能力を身につけておかないといけませんね。
     私も、自転車の汚れを落としたり磨いたりするのは好きですが、メカに弱いのでこのようなメンテナンスの会は、憧れます。
     気のおけない仲間が集まって、整備をしたり、冗談を言い合いながら打ち解けていくことが、心のメンテナンスにもつながっていくのでしょうね。

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  2.  自転車で知らないところへ出かけて、こんなところまで来てしまって帰れるのだろうかと心細くなるときがあります。

     メンテナンスにもそんなところがあります。こんな部品まで分解してしまって、本当に元通りに組み直せるのだろうかと心細くなります。

     どこかへ出かけるにしても、自転車の整備をするにしても、仲間と一緒だとちょっと冒険をして少し先まで進んでみようという気になれるのが面白いです。

     ただし、一緒に走るにしても、自転車をいじるにしても、高齢で素人の仲間うちでは、安全が確保できるところでとどめておくことが肝心ですね。

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