何か困ったことがあると、スマートフォンでインターネットにアクセスして調べる。辞書を引くよりネットを引くという横着ぶりである。
検索エンジンでキーワードを使って何かを調べる調べ方も随分変わった。チェーンがはずれたときの対処法を調べようとする。以前の検索エンジンでは、キーワードを文字入力して必要な項目がヒットするまで検索を繰り返さなければならなかった。
「自転車のチェーン」「自転車のチェーンの修理」あるいは「自転車のチェーンがはずれたときの対処法」などと入力して、知りたい項目が出てくるまで探したものである。
最近はそんな面倒なことはいらない。スマートフォンを使って調べてみる。検索のやり方も違えば、キーワードの概念も異なる。スマホの画面でマイクロホンのアイコンを押して、「チェーンがはずれた」と叫ぶ。叫ばなくても、静かに祈るように話してもいい。
それだけで、チェーンがはずれたときの対処法についての動画がいくつも画面にあらわれる。候補にあがった動画から、再生時間やわかりやすそうなものを選んで視聴する。説明の通りにできれば、その場でトラブルは解決するというわけだ。
何本か動画を観た限り、ごく普通の実用自転車の後ろのギアからチェーンがはずれたときの対処法は見つからなかった。
後ろのギアからチェーンがはずれると、どんなに引っ張ってもこじってもギアにチェーンがかからない。そのときは、先ず前の大きなギアからもチェーンをはずす。それから後ろのギアにチェーンをはめて、最後に前のギアにチェーンをかけてもどす。ちょっとした知恵と技だ。
いつも楽しく読ませてもらっています。ありがとうございます。
返信削除たしかに私もここ数年、国語辞典や英和辞典などを開いた記憶がありません。ちょっと調べたいなと思うと、まよわずPCで検索。およそのキーワードを入力するだけで、こちらが期待する回答が即座に現れます。また、そこから派生した情報も面白そうで触手を伸ばしていくと、エンドレスではまっていきます。
しかし、MARIOさんはいつも先へと進んでいますね。スマホの音声入力を自在に操りながら、お目当ての動画を探して目的を果たすなど、私には到底できません。
後ろチェーンが外れたときの対処方法、とても勉強になりました。スポーツ自転車だと簡単なのに、普通自転車だと大変なようですね。ちょっとした知恵と技、経験でクリアーしていくところにいつも感心します。
ところで昨日、近くの中学校を通りかかったので駐輪場を覗いてみると、1区画に普通自転車が80台ほど並んでいます。気になるチェーンをチェックしてみると、金属チェーンは5台で、残りはすべてベルトドライブ式チェーンでした。これなら滅多なことがない限り、チェーンは外れず、ゴムが切れるしかないなと思いました。変速機もなかったです。ベルトドライブのメリットも多いのでしょうね。
写真の大型トラック、浅野拓磨選手。かっこいいですね。菰野町出身、郷土の誇り、四中工のエースストライカー。ぜひW杯に出場して、活躍してほしいです。
鉛筆やペンを使って手書きをすることが減って、キーボードで入力してものを書くようになると、思考パターンにも変化があるのではないかと心配でした。音声入力をはじめて使ったときに思いました。キーボードさえも使わなくなって、マイクに向かってしゃべるだけというのは、あまりにも怠惰ではないか。
返信削除ところが、音声入力に慣れると、指先を動かしてキーボードをたたいているよりも速いので、つい、それに頼ってしまいます。音声入力を使いこなすというよりは、怠け者になっているだけかもしれません。
話は変わりますが、最近はベルト駆動の自転車が多いのですね。ベルトなら伸びたりはずれたりすることも少なく、トラブルも減ることと思います。便利になっても、ペダルを踏むことに変わりはないので、それほど人を怠惰にする心配もなさそうです。
新しくで便利なものはどんどん使えばいいと思いますが、便利なことに慣れすぎるのも危険ですね。ベルトドライブの自転車は通学用や日常使いには便利でしょうが、チェーンとスプロケットの組み合わせのような機能美には欠けるような気がします。