パンク。語源は英語のpuncture。punkだけだと「若造」とか「くだらない」といった意味だ。タイヤのパンクはflat tireともいう。運がよければ、初めて自転車に乗った日から、一度もパンクを経験したことがないという人もいるだろう
軽快に踏んでいたペダルが少しずつ重くなる。ガタガタと振動が突き上げる。前輪であればハンドル操作が鈍くなる。ぐにゃりとした感触が手と腕に伝わる。さてはパンクか。自転車を停める。ぺしゃんこになったタイヤは見たくない。言うに言われぬ暗澹とした気分になる。
コンビニや公園で休憩していると、ときどき同年輩の人に声をかけられる。実用自転車とは違う自転車が珍しいのだろう。一番多いのが、タイヤが細くて大丈夫かという問いかけだ。実用自転車に較べれば、タイヤの幅は半分くらいに見える。
「こういう自転車は安定して走れるのか」、「パンクはしないのか」、さらに「パンクをしたときはどうするのか」と、よく似たことを尋ねられる。
予備のチューブを携帯していて、パンクをしたときには新品のチューブに交換すると言うと納得してもらえる。パンクを心配してくれる人は、パンクで苦労した人にちがいない。パンクした自転車を押して自転車屋さんを捜した。出がけにパンクに気づいて遅刻をした。パンクは苦い思い出だ。
タイヤの性能が良くなっても、パンクは避けられない。1本は予備のチューブを携行しているが、2回つづけてパンクすることも考えられる。そのときは、ゴム糊とパッチを使って現場で修理することになる。
これまで何度もパンクに見舞われた。その場で自転車を停めてチューブを交換した。幸い、同じ日に2回パンクしたことはない。考えた矢先にそれが現実になることもある。パンクの話題は避けた方がよかったかもしれない。
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タイヤがパンクしたとか だれかに出会ったとか |
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それはどの道を 来たからとか |
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どの道を 行くからとか |
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今ここにいて 考えてみても よくわからないのだ |
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来し方を 振り返っても なおさら わからないのだ |
子どもの頃、それが小学生だったか中学生のときだったかは定かではないですが、自転車がパンクして父親か近所のおじさんに直してもらったことをぼんやり覚えています。水を張った洗面器に空気をパンパンに入れたチューブを少しずつ浸けていき、ブクブク泡がでる箇所をさがす。そこからうろ覚えですが、見つけた穴のあたりを軽石のようなものでこすり、何かを貼ったような記憶。でもそう何度もパンクしたイメージはなく、調子が悪いと中学校近くの自転車屋さんで直してもらっていました。MARIOさんは技術屋のお父上が何でも器用に修理したり改造(笑)してくれたのでしょうね。
返信削除ここ5年ほど前からスポーツ自転車に遊んでもらっています。パンク修理も自分で何とかできるようになり、要領もそこそこつかんできました。が、パンクの原因がいろいろあって、外から釘が刺さるのやらタイヤとチューブの間に小さな異物が入ったり、バルブ辺りの不具合だったり、私にはややこしいことが多いです。
1日2回といえるかわかりませんが、朝出かけようとして自転車を動かすと前輪がぺしゃんこ状態。原因を確認して新品チューブに交換。ホッと一息ついていざ出発。ところが、家から800m進んだところで異変が。さきほど修理したばかりの前輪タイヤがまたパンクという信じられないことが発生。このときは家人に車で迎えにきてもらいましたが、走行中に2度もパンクしたらアウトですね。
そんなことも含めて、まだまだ一人で遠出する勇気がもてない今日この頃です。
自転車や車、オートバイのタイヤがパンクするなどとは考えてもみない人と、タイヤというのはパンクをするものだと思っている人と、二通りの人がいるようですね。
削除一度でもパンクを経験すると、修理や修理を依頼することの面倒なことが判って、パンクを用心するようになります。最近の自動車のタイヤなどはパンクすることがほとんどないので、パンクがどんなことか知らない人も多いかもしれません。
自転車に乗っていてタイヤがパンクをしたときには、焦ってその場で修理をしないで、夏なら風通しの良い日影を、冬なら風のあたらない陽だまりを捜すことがパンク修理のポイントです。
あまり歓迎はできませんが、時々はパンクに見舞われると修理のスキルが高くなって、一人で出かけるときの心配が減ると思います。