冬をむかえる

冬をむかえる
'25.1.22 山を見て走る

2025年3月1日土曜日

自転車に長く乗るということ

  12年半で10万㎞を走った。自動車でも10万㎞も走れば一区切りだろう。オートバイにも何台か乗ったが、3万㎞以上走ったオートバイは記憶にない。

 身体に故障もなく、事故もなく、走りつづけられたのは幸いだった。自転車に長時間乗り過ぎたからか、無理をして登坂したのが原因だったか、膝が痛い時期はあった。それも自転車に乗っているうちに治った。

 自転車が3台あるということ

 クロスバイクでは近場をゆっくり走る。走行会の仲間とのんびり走る。ロードバイクでは多少スピードを上げて走る。100㎞ほどの遠出もする。3台目のマウンテンバイクでは未舗装の悪路も走る。里山や林道へ走りに行く。雪の積もった日にはちょっと冒険もしてみる。それぞれの自転車にそれぞれの楽しみ。飽きることがない。

 仲間がいるということ

 週に1度の走行会をする仲間がいる。ご近所の自転車愛好家と一緒に走ることもある。走っている間も休憩のときも楽しい時間がつづく。ときには一人で遠出をする。力試しをしてみる。写真を撮る。仲間と遊び一人でも楽しむ。自転車を降りるとすぐに、次はだれと何処へ行こうかと考えている。

 整備や修理が面白いということ

 自転車のカスタマイズは自動車やオートバイに較べれば手軽だ。部品が安価で、自分でやれてしまうところがまたいい。専用工具が少なくてすむ。大掛かりな装置はいらない。不調や故障で乗れないなどと思わない。たいがいのことは自分で解決して乗りつづける。ちょっと改造でもしようものなら、それを試す機会が待ちきれない。

 条件がそろっているから長い間、長い距離を走りつづけていられるのか。走りつづけているから条件が整ってきたのか。自転車との付き合いも思えば長くなったものだ。

今朝はひとり
山を見て走る

昨日は大勢で
はしゃぎ過ぎた

夏の酷暑も
自転車の行く手は
遮れない

極寒のなかでも
自転車の楽しみを
探している

足許を見ながら
遠くを見ながら
いずれは辻褄が
合っていくのだ

2 件のコメント:

  1. べーえんべー2025年3月6日 11:00

     いつもながら文章が上手で、きちんと1000字でまとめられる。また写真もとてもきれいで、一体ここはどこだろう、こんな建物や風景があったのかなど、いろいろ推察しながら拝見するのも読者の楽しみでもあります。

     自転車と長い付き合いが続いている要因として、用途の異なる3台があること、気心の知れた走行仲間たちがいること、移り変わる四季の変化を自転車からながめて写真に収めること。
     ここまでは、下手なりに私にも何とかできそうです。しかし、絶対無理なのが3番目の整備や修理を自分の手でやってみること。昔から技術家庭科が苦手で、不器用。部品を分解したり組み立てたりするのは、極力人任せでした。

     MARIOさんは、子どもの頃からお父さんの背中を見て育ってみえますから、私とは真逆。機械いじりが趣味のように、楽しみながらできる人が羨ましいです。

     ところで、私は昨年末のクリスマスライドを最後に、いまだ自転車に乗れていません。このままだと今月末には、3ヶ月の長期離脱となります。自転車に乗るための条件、第一番は何といっても健康ですね。焦らずに完治を目指します。

    返信削除
  2.  少し前からコメントにも体調が芳しくないと書いておられますが、まだ、復調の兆しが見えませんか。どこかに不調があって、長期間自転車に乗れないのは残念ですね。

     ご愛用の自転車の方も、一緒に走ってもらえないので退屈しているかもしれませんが、先ずは御身御大切になさってください。あたたかくなるころには再開できることをお祈りしています。

     べーえんベーさんは整備や修理は苦手とのことですが、自転車に乗れない間はメンテナンスに関する本などを、それとなく眺められるのもいいかもしれません。

     先日ご紹介した自転車旅の本もモチベーションが高まりますが、メンテナンスガイドなどもそれとなく開いているうちに、ちょっと自分でもメンテに取り組んでみるか、という気が起きるかもしれません。

    返信削除