図書館の児童書コーナーで、孫に『学研のまんがひみつ文庫』を教えてもらったことは前回書いた。文庫シリーズの中に『自転車のひみつ』はなかったが、同じ書架で森下昌市郎著、自転車文化センター監修の『ずかん自転車』(2023)を見つけた。
面白そうなので借りて帰った。児童書を自分のために借りたのは初めてである。新しい図鑑なので内容が斬新、大人の自転車乗りでも読みごたえ十分だ。自転車の歴史、自転車のしくみ、現代の自転車、自転車競技の世界、自転車をもっと楽しむという5つの章に分けて写真や図をふんだんに使って解説されている。
使われている自転車の資料が、トレック、コルナゴ、それにジャイアントなどの最新モデルだ。ブリヂストンの電動自転車あり、シマノの変速機あり、更には、パナレーサーのグラベルキングといった新しいタイヤまで紹介されている。
トマス・スティーブンスが1884年に出発した自転車世界一周旅行の興味深いコラムがある。世界一周の途中、1886年には日本国内を長崎から横浜まで走ったとある。その影響を受けてか、中村春吉が1902年から世界一周の自転車旅をしたことも紹介されている。初耳で、深堀してみたくなる話だ。
これまでに何冊か自転車のことを書かれた本を読んだ。自転車購入の手引き書のようなものから、整備マニュアル、勿論、自転車旅行記も読んだ。『ずかん自転車』は、自転車関連本の広範な内容を一冊にまとめている。しかも簡単明瞭、わかりやすいことに驚かされる。
「自転車をもっと楽しむ」という最終章に、自転車のメンテナンスを取り上げてあるところが心にくい。メンテナンスを自転車の楽しみのひとつに数えるようになれば立派な自転車愛好家である。大人が読んでも目からうろこの落ちる一冊、児童向け図書、畏るべし。
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去年の桜 今年の桜 |
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千年前の桜 千年後の桜 |
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同じ場所に 同じときに 咲きながら |
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咲き方を変えて 見せ方を変えて |
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来年も春が来ることを しっかり約束している |



































