自転車乗車用ヘルメット(というのが正式な呼称らしい)は、軽さを追求したものが多い。重量わずか200g~300gというのが一般的だ。少し重い帽子をかぶっているのと変わらない。オートバイのヘルメットは1.5㎏~2㎏だから、それに比べれば随分軽い。当然のことではあるが、軽くて丈夫で、しかもデザイン性に優れたものは高価である。
ヘルメットのメイン素材は発砲スチロールで、耐用年数は3年から5年、一度衝撃を受けたものは使わない、というのがお約束のようだ。高価なものだと2万円以上もして、安い自転車が買える。それを3年ごとに買い替えるというのはちょっと厳しい。5年使っても、買い替えるのは何だか勿体ない気がする。
そもそも、大したスピードを出して走るわけでもないので、ヘルメットは必要ないと思っていた。自転車通勤をするようになって、帰宅時間には暗くなるので事故に遭う可能性が高いと思いかぶりはじめた。例によって、通販で安価なものを買って使っていたので、そろそろ買い替え時である。
ヘルメットの試着をしに、名古屋の大きな自転車店に出かけたことは、少し前にもブログに書いた。せっかく新調するのだから、通販で安直に買い求めるのではなく、少し高価でも、色や形を吟味し、かぶり心地の良いものを買いたいと思った。何万円も払う余裕はないが、安全基準を満たし、軽くてフィット感の良いものが欲しい。
いかにも本格的な自転車乗りという感じのものは避けて、のんびりと爺ちゃんが乗る、という雰囲気のヘルメットを探すのに苦労した。行き着いたのは、ベルギーのレーザーというメーカーが作る「カメレオン」というヘルメットだ。
これまでのヘルメットに較べると格段にかぶり心地がいい。重量を較べるとそれほど違わないが、頭にしっかりとフィットするので、かなり軽く感じる。1万円もしないので、それほど高級品とはいえない。ベルギーのメーカー製とはいえ、廉価版は中国で製造されているが、いい物を手に入れたと満足している。
条例で、自転車乗車用ヘルメットの着用と、自転車損害賠償責任保険への加入を、義務や努力義務に規定する都道府県が増えてきた。ほとんどの中学校では自転車通学にはヘルメットを着用するよう指導している。子どもたちにヘルメットをかぶるようにいうのであれば、ばあちゃんやじいちゃんも、率先してヘルメットをかぶり、安全に颯爽と自転車に乗るべきだろう。
![]() |
インスタ映えとかいうけれど 質実剛健 実用本位 |
![]() |
気持が映えていればいい |
![]() |
今日はこの道を 行きたいように行く |
![]() |
新しい道を遠くまで 出かけることもあれば |
![]() |
いつもの道で 佇むこともある |
私は高校時代からオートバイの免許を取り、普通に走っていました。これは私が特別ではなく、中学時代の友達と遊ぶのにバイクがないと不便ないなか町。だから大抵の同級生は、16歳の誕生日がくると同時に免許試験を受けるのが、当り前でした。
返信削除今の高校生では考えられないことです。当時はヘルメットが義務化されておらず、みんなノーヘルです。高校3年生のとき、左右の確認を怠り、斜め後ろから来た軽自動車にはねられて頭を打ってしばらく体調が悪い時期がありました。
大人になってから本格的なバイクに乗り出すと、ヘルメットもそれなりのものを購入して、当時でも2,3万円はしていたと思います。3つほど買い替えましたが、フルフェイスはピタッと密着、顔が変形、暑いし、重い。
ツーリングで長距離を走ると、汗はかくし重くて肩が凝るなど大変でした。安全を考えたら仕方ないのでしょうが、最近のものはどのくらい改善されたのか興味があります。
最近は、自転車でもヘルメットが義務化されるという流れですね。高性能でスピードも出る自転車が多く、車や歩行者との接触事故やトラブルなどを考えると、必要でしょうね。
中学生はどこの学校でも被っていますが、思春期の生徒に工事現場用みたいなヘルメットはダサくていやでしょうね。このあたりでは東員町だけはおしゃれなデザインで、あれなら中学生も拒否反応を起こさないでしょう。
大人たちも、そのようなきめ細かな配慮をしてあげてほしいです。
オートバイのヘルメット着用が義務付けられたときには、窮屈になったものだと思い、抵抗感もありました。それでも、オートバイに乗るのをやめるよりは、窮屈でもヘルメットをかぶって乗ることを選んだ次第です。多分、べーえんべーさんと同じだと思います。
返信削除幸い、オートバイでも自転車でも、ヘルメットに助けられたというような事故には遭っていませんが、いつなんどき事故に遭遇するか判りません。自分を守るために着用しようと、今は思っています。これから自転車を始めようとする人の悪い見本にならないように、乗り方は下手でも正しく乗る努力はしたいです。
自分の命を守る道具だと考えれば、多少は高価でも、機能性に優れて、色やデザインが気に入ったものを選びたいと思います。
因みに、オートバイに乗っていたころから、靴は本革製のものをきちんと履くと決めていました。頭と同じように足も保護したいと思うのですが、布製のものより、しっかりした革製の靴の方が安心感があります。