’26.3.12 春を待つ日々

2022年6月4日土曜日

尻の痛み

 自転車に乗らない人からよく尋ねられる。長時間自転車に乗ると、お尻が痛くならないかということである。自転車に乗る人からはよく聞く。長時間自転車に乗るとお尻が痛くなるという悩みごとである。1日自転車に乗れば、サドルの上に6時間も7時間も座っていることになる。尻が痛くならない方が不思議なくらいだ。

 自転車の雑誌や解説本を読んでいると、サドルについて書かれた記事は多い。お尻の痛みに悩み、何とかそれを解消したいと思っている人が多いということだろう。

 私はありがたいことに自転車に乗り始めたころから、ほとんど尻の痛みを知らない。遠くまで走っても苦にならない。人のいたみを知る人になれとはよく言われることだが、人のお尻の痛みばかりはなかなかわからない。

 形や硬さの違うサドルに取り換えるとか、お尻の部分にパットの入ったズボンをはくという工夫をしている人もいる。高価なサドルやズボンなどをいくつも買って試したという経験談も聞く。

 私の場合は、チョイ乗りのクロスバイクにも長距離を走るロードバイクにも革のサドルを使っていて、これが効果的なのかもしれない。革のサドルは最初木でこしらえたかと思うほど固い。ところが、長い時間使っているとしなりが出て、臀部の形に変形して来る。

 何かの本で読んだが、スプーンを二枚重ねたのと同じように、サドルのへこみと臀部がぴったり合うので、擦れることが少ないようである。しかも、ほんの少し座る位置をずらせば、ぴったりと合っている部分が今度は完全にずれてすき間ができる。サドルと臀部の間に空間ができて、痛くなった部分とサドルとの間が密着しない。座る位置を、前後に移動することで、負担のかかる部分を随意に変えられるということらしい。

 体重のかけ方によっても、痛みを軽減することができる。自転車に乗っているときには、腕でハンドルを支え、または、反対にハンドルで上体を支え、サドルに跨って体重を支える。さらに、ペダルを踏むことで、脚に力を入れると、その反力が体重を支える。腕、尻、それに脚の3点で体重を支えている。

 前かがみになって腕に上体の重みをかければ、臀部の負担は減る。ペダルを下向きに強く踏めば、臀部が浮き上がることになるので、サドルにかかる重力は軽減される。乗り方を工夫することでも、尻の痛みを和らげることができるということだ。

 こまめにサドルの高さを変え、前後にずらしたり傾けたりして自分の乗り方に合う位置を見つけることも、尻の痛みを解消することにつながるのではないだろうか。次々に新しい部品や用品を買って試してみるのもよいが、知恵と工夫と、ときには痩せ我慢で問題を解決すべきなのは、尻の痛みに限ったことではない。

長さ27㎝,幅15㎝が
私のこの日の住処だ

柔らかくもなければ
温かくもないのに
居心地は悪くない

日がな1日をサドルに座って過ごす

1日がサドルに座ったままで過ぎていく

時がうつろうのか
私がうつろうのか












2 件のコメント:

  1.  私がスポーツバイクに乗り出してから、まだ今年で4年目のかけだしです。
     鮮烈な記憶に残っているのは、初めて乗った翌日の朝。股から臀部にかけての痛みは、生まれてこのかた経験のないものでした。友だちによれば2,3回乗れば慣れてきて、大丈夫という返答。中学に入学したばかりのころ、部活でやらされたうさぎ跳びや筋トレ。翌日は学校へ行くのがやっとの筋肉痛。あのときも痛みをこらえて練習していると、いつのまにか何ともなくなった。これもそんなものかと思い、我慢しながら乗ってみる。不思議なもので、それなりに痛みは治まっていきました。が、長距離を走ったりクロスからマウンテンに乗り換えたりすると、尻がサドルに馴染むのに時間がかかります。
     MARIOさんは1年間で10000㌔を走破。私は4年近くでようやく10000㌔ですから、レベルが違います。
     このブログを読んで私も革のサドルに替えようかなとも思いますが、それよりもまずは知恵と工夫で自分独自の改良法を考えるべきかもしれません。

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  2.  毎回コメントをいただき、本当にありがとうございます。

     べーえんべーさんは、最初、お尻の痛みを感じられたとのことですが、そこで乗ることを諦めずにお続けになったのは幸いでした。慣れるまでに、自転車に乗ることを止めてしまう人もあるようですね。

     私は、乗り始めたときから、特に教えを乞う人もなく、自転車に関する本を読みまくった覚えがあります。サドルについては、雰囲気に憧れて最初に革製のものに換えたのですが、これが幸いだったと思っています。

     その後は、サドルの高さや傾き、ハンドルの高さや角度など、これもいろいろな本やネットの記事などに書かれていることを試してみて、それなりに快適な乗り方を模索してきました。今はそれなりに、自分に合う自転車が作れているのではないかと自己満足しています。

     身近には相談相手がいなくても、自転車乗りの人たちの書かれた文献などから知恵を授かり、効果を試してみることとは、自転車に乗ることと同じくらい面白い気がしています。自己流で間違いもあるかもしれませんが、先ずは安全であることを最優先して考えれば、何とかなると思っています。

     

     

     

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