’26.5.8 一期は夢よ

2026年8月29日土曜日

二律背反

  この夏、朝は5時に起きて、涼しいうちに自転車に乗ると決めた。血糖値が高いので夜食をやめた。空腹で寝つけなくなる前に床に入る。そのこともあって、早寝早起きをつづけられている。小学生の頃夏休みの生活目標だった「早寝早起き」を達成。

 熱中症アラートが連日出ていても、涼しいうちなら自転車で30㎞、ときには50㎞も走れる。毎年、真夏には自転車の走行距離が減るが、今年は8月もかなり走った。長年つづけた夜型の生活を朝型に変えたのがよかった。

 朝の新鮮な気分で軽快にペダルを踏む。気温が上昇する前には帰宅するので、熱中症の心配はない。帰宅してからもう一度朝が始まる。1日の選択肢が広がる。いいことづくめ、のようだがそうばかりでもない。

 深夜、BGMを選んで本を読む。ネットサーフィンをする。その時間がなくなった。このままでは、世間の情報に疎くなる。だんだんバカになっていく、気がしてきた。何かを取れば何かを失う。二律背反というよりはトレードオフ、一得一失というべきか。

 そういえば、自転車に乗り始めたころにこんなこともあった。自転車に乗るのは面白い。自転車の整備も面白い。自転車屋さんに頼んでアルバイトをさせてもらえないだろか。ちょうど退職して間がない時期でもあった。無給でもいい。弟子入りして整備を教えてもらえる店はないか。本気で考えていた。

 自転車屋の小僧になるのもいい。そうなると自転車に乗る時間が減る。やっぱりやめた。整備は自己流でいく、と決めた。もしもあの頃から整備を習っていれば、今頃はかなりの練達、だったかもしれない。

 二律は背反する。トレードオフを迫られることは多い。両方を否定し両方を失うことを思えば、どちらか一つ、納得づくで残せば上等。なので、今は自転車に乗れる環境づくり優先でいきましょう。

夜のしじまに別れをつげて
朝の静けさの中にたたずむ


闇の魅力を断ち切り
朝の光を浴びて走る

ここにもありそこにもあり
ここにもなくそこにもない
見え隠れしている二律背反

夜と昼を分かつ早朝
天と地を分かつ山並
境界に立つ二律背反




2 件のコメント:

  1. べーえんべー2026年9月3日 10:45

     今回の「二律背反」というテーマ、深く考えさせられながら拝読しました。普段あまり使わない言葉でしたので改めて調べてみたのですが、「互いに矛盾する二つのテーマが同時に存在し、どちらも正しいのに両立できない状態」とのことで、なるほどと納得しました。

     長年親しんだ夜型から朝型へのシフトは多くの素晴らしい発見があった反面、静かに読書や調べものをする夜の時間が減ってしまう……まさに「あちらを立てればこちらが立たぬ」のトレードオフですね。「早起きは三文の徳」と言いますが、得られるものがわずかなら夜の豊かな時間も捨てがたいと思ってしまうお気持ち、とてもよく分かります(笑)。

     また、「自転車屋さんに無給でも弟子入りしようか」と本気で悩まれたというお話も実に味わい深かったです。自分での整備は楽しいものですが、いじるのに夢中になって肝心の走る時間が減ってしまっては元も子もありませんものね。

     9月に入り、朝夕の散歩でもようやく秋の気配を感じられるようになってまいりました。両立の難しさを乗り越えて手に入れた朝の時間で、4台の愛車とともに心地よい秋のライドを存分にお楽しみください。

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    1.  朝型に変えて夜の時間が減ったことも、自転車で走ることを優先して本格的に修理を学ぶことができなかったことも、至極当然のことですよね。

       自分でそう決めてきたことなので、それでよかったのだと思っておくことにします。できなかったことより、出来るようになったこと、今出来ていることを喜ぶことにします。

       新しい自転車を手に入れて、これまでの自転車には乗らなくなるかというとそうでもありません。古い自転車をもう一度整備し直したり、改造してみたりするきっかけになりそうです。

       失っても、その気になれば取り返せることもあるでしょうし、この歳になれば未練がましく思わずにきっぱり捨ててしまうのもありでしょうね。

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