10年乗りつづけている間に、自転車が3台3種類に増えた。近場に知らない道はない、といえるくらい走り回った。クロスバイクから初めて、遠出用にと思ってロードバイクを手に入れた。クロスバイクやロードバイクでは走れそうにない山の中も走りたくなって、マウンテンバイクも買ってしまった。それぞれの自転車は、用途によって持ち味が違う。どこへ行くか、いつ乗るか、誰と一緒に走るかによって乗り分ける。
ロードバイクとクロスバイクは比較的よく似た性格である。実用車と比べると圧倒的に軽く、よく走る。スピードに乗せやすく、遠くまで出かけても疲れは少ない。慣れれば一日中乗っていられる。マウンテンバイクは、フレームもタイヤも頑丈で重い。漕ぎ出しが重く、スピードを出すのは苦手だ。速く遠くへ行くには不向きだが、ハンドルの幅が広く安定感はある。ロードバイクやクロスバイクでは走れないような荒れた道や山道へも入って行けるので用途は多い。険しい山道以外ではゆったりと乗れる。
いつもの仲間と走るときには、クロスバイクかマウンテンバイクに乗る。同じ自転車に偏らないように、出かけるコースを考えて均等に乗るようにしている。ご近所の自転車仲間と走るときにはロードバイクと決めている。全員がe-Bikeに乗っていて、モーターのアシストを受けて、多少厳しい行程もスイスイ走る。同じペースで走るにはロードバイクでないと太刀打ちできない。自分だけはノンアシストのロードバイクでついて行くが、一緒に走れば脚力の鍛錬にはなる。
脚力の鍛錬などと生意気なことを言っているが、寄る年波には勝てない。脚力はいずれ衰え、バランス感覚も鈍くなるだろう。そのときは、マウンテンバイクを多用すればいいと思っている。少し細めの軽いタイヤに換えて、大きなギア比を生かしてゆっくり走れば、楽に走れるはずだ。当面は、流行りのe-Bikeの誘惑には負けないで、ということは、4台目の自転車まで手に入れることは考えないで、今ある3種の自転車を使い分けて、自分の脚で走りつづる。
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気のおけない仲間と 四方山話をしながら クロスバイク |
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近場へ手ぶらで ふらりと出かける クロスバイク |
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少し気合を入れて よそいきや遠出をする ロードバイク |
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知らない景色に出会う 立ち止まってみる ロードバイク |
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泥んこになって 子どものように遊ぶ マウンテンバイク |
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道なき道の 先まで行ってみる マウンテンバイク |
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川を上り 山に分け入り マウンテンバイク |
クロスバイクから始まり、ロードバイク、マウンテンバイクへと広がり、遊ぶ楽しみが増えていきますね。それぞれの持ち味を生かしながら、走行距離もあまり偏らないように走る。思いつきではなく、三種の自転車の持ち味を考えて走っているのがすばらしいです。
返信削除年間およそ10000㎞を走って、三種をバランスよく乗るというのは難しい気がします。マウンテンはどうしても川原や山道などダートが多いので、距離を伸ばすのは無理ですね。
前号の10年間の記録を拝見すると、昨年(2021)あたりからクロスよりロードの距離数が増えてきていますね。
これは何を意味するのか。遠出をしたりするのがふえたからでしょうか。
一つ忘れていました。e-bikeに対抗するには、ロードしかないですね。
さてMARIOさんが考えている4台目とは、一体何でしょう。
欠かさずコメントを書いてくださりありがとうございます。毎回気にかけて、ブログを読んでいただいていることがとても嬉しいです。
返信削除べーえんべーさんのおっしゃるように、3種類のバイクを均等に乗り分けるのは難しいです。どこへ行きたいか、誰と走るか、といったことが優先で自転車を選ぶので、走行距離のバランスはあまり考えていません。マウンテンバイクは、乗る回数が多く、乗っている時間が長くても、山の中をゆっくり走ることが多いので、それほど距離が伸びません。
ロードバイクの走行距離が多くなったのは、一緒に走る仲間にe-Bikeに乗り換えた人があるので、それについて行くためにロードバイクに乗る機会が増えたということだと思います。
4台目は、私も、e-Bikeを考えないわけではないということです。e-Bikeに魅かれるところもあります。ただ、自分の脚で走れる間は、今持っている3台の自転車を大事にして乗りつづけるつもりでいます。