冬の間は自転車に乗らないとか、夏の暑い盛りは走らないという人がいる。私の場合、シーズンオフはない。寒いときは服装を工夫して、暑いときには熱中症に注意をして、今のところは1年中乗りつづけている。
気温の変化には何とか対応できるが、雨にはかなわない。天気予報に少しでも雨のマークを見つけたら自転車に乗らないようにしている。雨の日に乗るのは、タイヤのスリップなどがあって危険だ。もう一つの理由は自転車が汚れるということである。濡れた路面の上を走ると、見事なまでに自転車は汚れる。マウンテンバイクはその限りではないが、出来れば自転車を汚したり、部品の消耗を早めたりすることは避けたい。
梅雨の時節は、走行距離が少なくなる。天気予報とにらめっこをしながら、走れるタイミングを計る。最近、父の容態が優れない。現在、99歳と6カ月。急な変化があるかもしれないと、主治医から警告されている。雨を避けているだけではなくて、父の様子も気になるところだ。遠出をしていて、火急のときに間に合わないというのでは困る。
今週は、梅雨の中休みの晴れ間が見えた。これが本来の「五月晴れ」だ。久しぶりに遠出をした。父の病院からの知らせがあるといけないので、大した遠出ではない。
四日市港までくらいで引き返そうと思って出かけたが、つい足を延ばして、楠、箕田、さらに伊勢若松の漁港へと海沿いに辿ることになった。昼前には気温が上昇して、かなり暑い。初夏の空がのぞいている。漁港をつなぐように堤防の上を走る。海からの風にしばらくぶりの解放感を満喫する。
「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせし間に」。長雨を眺めるばかりで、自転車に乗らずに時を過ごすのは惜しい。束の間の梅雨晴れを見逃す手はない。
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頭をもたげて 天気をうかがう |
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つかの間 青空がのぞく |
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梅雨明けのように 気分が透きとおる |
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どんなものと 出会っても 今日は面白い |
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少し走れば 旅する気分 旅する自分 |













































