冬をむかえる

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'25.1.22 山を見て走る

2020年3月25日水曜日

仲間と走る


 いつの間にか、同好の士が集まるものである。自転車に乗る仲間ができてきた。メンバーは同じような年恰好で、今のところ四人。
 
 一人は、私が自転車に乗ることを勧めた。若い頃には一緒にオートバイに乗っていたこともある。初めて仕事に就いた職場が一緒で、何となく気が合った。学生時代にオートバイに乗っていたということで話が合って、一緒に250㏄のオートバイを手に入れた。ツーリングに何度か出かけた。小さなオートバイでは物足りなくなって、二人同時に大型のオートバイに買い替えた。
 
 仕事が忙しくなるにつれて、一緒にオートバイで出かけることもなくなり、いつしか二人ともオートバイを手放した。最近になって、また何かを一緒に始めようということになった。私が自転車に乗り始めていたので誘ってみた。40年も前からオートバイには一緒に乗っていたので、自転車で走ってもすぐに息が合う。いい仲間と再会した。 
 
 二人で乗るようになって、近場を一緒に走っているときに、かなり前から自転車に乗っているという知人と行き合った。長い間自転車に乗っていないが、一緒に走っても良いかという申し出を、ためらうことなく受け入れた。3人目の仲間ができた。中学・高校時代の同級生で、最近自転車を手に入れて乗り始めたという友人がいる。3人で走り始めたら、一緒に走るのが面白いので、その友人にも声をかけた。4人目の仲間に加わった。
 
 趣味とまで呼べるのかどうか、同じ嗜好を持つ者が集まると、グループに名前をつけてみたり、会則を作ってみたりして、判り易いアイデンティティを欲しがる。我々のグループには名前もなければ、ルールもない。天気の好い日に集まって、その日に走るコースを決める。コースの変更は自由自在。愛用の自転車は多種多様。入門用のクロスバイクに乗っている者もいれば、かなり高価なロードバイクの持ち主もいる。バイクが違えば、コースの選び方やペース配分も違うはずなのに、一緒に走っていても違和感はない。乗ることに関しても、整備や手入れをすることについても、専門的な知識はほとんどない。あるのは年寄りの知恵くらい。それぞれのメンバーが自己流を通している。

 自転車好きの子どもが集まって、喜んで自転車をいじったり、乗り回したりしているのと変わりない。無邪気な年寄りの集まりをつないでいるのが、自転車というシンプルな乗り物だからいいのだろう。仲間と走る様子も、今後はおいおい紹介してみたい。



一緒に走るようになった友だち二人         
   写真は、愛知県祖父江町で撮影                
    毎年11月の下旬には町一帯がイチョウで金色に染まる
中学・高校の同級生だった友だちと私(右)
オートバイ仲間だった友だちと私(右)     
もう一人仲間がいるが、只今、ちょっと欠席つづき
そのうち、また、一緒に走る予定        
一緒に走っていたころの          
友だちのオートバイ HONDA VT250F(右)
私のオートバイ SUZUKI GSX250E 

オートバイで一緒に走っていたころの友だち
   当然のことながら、若い!!            
      
オートバイで走っていたころの私                         
私も、同じように若い!!                         





2 件のコメント:

  1.  気の合う仲間と遊ぶのは、いつの時代も楽しいものですね。まずカッコつける必要がないし、肩が凝らない。お互いを気遣いながら、言いたいことは言える。何年たっても付き合える友達って、素晴らしいです。70歳まではまだまだ新しい挑戦ができそうですね。ブログ、楽しみにしています。

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  2. べーえむべーさん、コメントありがとうございます。小さいころから、友だちを大切にしろといわれつづけてきましたが、歳をとるとその意味がいっそうよくわかる気がします。年齢をかさねて、ようやくわかってくることも多いです。70歳といわず、生きているあいだはずっと新しいことに挑みつづけましょう。

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