猛暑のつづくこの時期、高齢の我が身を考えれば、自転車に乗らないという選択肢もあってよいと思った、が、ちょっと待て。乗らないという選択肢を加える前に、熱中症の危険がない走り方を考えるべきだろう。
苦手な早起きをして朝早くから走れば、暑くなるまでの3時間、50㎞くらいは走れる。早朝の50㎞のコースとなると、鈴鹿市の椿大社は恰好の目的地だ。往路は上り坂が多くて力がいる。その分帰路は快適だ。気温が上がるころにペダルが軽くなるのがありがたい。
今日(7月29日)は6時に家を出ようと思っていた。起きるのが遅くなってしまった。腹づもりの1時間遅れで家を出た。
いつものように椿大社まで行くか、と思いながら走りはじめた。同じ道ばかりではつまらない。往復50㎞ほどの距離で、行きは登り道でも帰りは無理をしなくてよいコース。この条件に合う目的地が他にないものか。
少し走って思いついた。関ヶ原方面へ行くときに巡見街道を通る。街道の標高が最も高い辺りに長楽寺という禅宗の寺がある。最も高い場所なので、長楽寺まで行けば道は必ず下りに変わる。チョー楽になる場所だとは思っていたが、いままでその寺を訪ねたことはない。
いなべ市藤原町篠立。巡見街道から脇にそれて長楽寺参道を登る。街道から500mほどの参道は激坂で、自転車が前に進まない。自転車に乗っているのに蚊に喰われ虻に噛まれそうだ。
登るのを諦めかけたときに本堂の屋根が見えた。最後のひと漕ぎ。辿り着いた境内に人の気配はない。本堂の裏手に秘仏馬頭観世音菩薩が安置される観音堂がひっそりと建つ。
我が家から長楽寺まで23㎞、何と椿大社までと全く同じ距離だ。寺の由緒や境内の静謐さよりも、この偶然に感激した。
近くの中里ダムを周って帰宅すると、走行距離は測ったように50㎞。朝の涼しい時間に走れる絶好のコースだ。自転車に乗らないという選択肢よりも長楽寺ライド。早く起きた朝は、またここまで走ってみたい。
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ここに来るとは 思いもしなかったのに |
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いまこうやって ここにいる |
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あなたにめぐり会うとは 思ってもみなかったのに |
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いまこうやって ここにいる |
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今年の夏の50㎞は 来年の夏が来ても 同じ距離だろうか |





























